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【新・人間革命より】宿命転換して乗り越える祈り方とは?池田先生の指導と転重軽受の確信!

人生の苦悩・苦難・不条理、それは人ひとりひとり実に様々です。その苦しみの中には、原因がわかっていて改善の余地のあるものもあれば、手のつけられないようなものもあるでしょう。

 

自分は全く悪く無いのに「なぜこんな苦しみに遭うのか?」、「なぜこんな境遇に生まれてきたのか?」と思わずにはいられないこともあるでしょう。

 

これを運命だから、宿命だからとあきらめるのか?そうではなくーー!

宿命を転換して乗り越える方法や祈り方とは。また、小説「新・人間革命」などから、その為の池田先生の指導や転重軽受の法門について、まとめています。

 

注目の記事もご案内しているので、最後までご連頂けると嬉しいです。

宿命とはそもそも何?どういう意味で「宿命転換」とは?宿命は変えられる!

 

宿命とはそもそも何なのでしょう?

宿命とはーー▼

生まれた時点で決まっていて、変えることができない運命。生まれた場所、国籍、家族、才能、環境など、個人では選べないものともいえます。仏教用語では因縁因果とも呼ばれます。

 

一般には、宿命とは運命の一種で、変えられない運命とされています。では、運命については?

 

運命とはーー▼

自らの行いで自分が接点を持つ人々や自分自身を置く状況によって運ばれてくるもの。自分の在り方や考え方によって起こること、出会うものを変えることができるものです。

 

このような、現実的な一般論を受けて、渋沢栄一氏はーー▼

宿命は変えられないが、運命は変えられる。という主旨のお話をされています。(240320東商新聞.indd より)

 

幸福になる為の運命を変える努力は可能、ということであり、その通りであると思います。しかし、宿命による苦しみの重さ・深さは様々です。「可能性」があっても、現実問題、出来る人とそうでない人がいるのも事実です。

 

これに対して仏法では、「宿命を変える」というより、「宿命を転換」することで、必ずや運命を根本から変革出来る方途(道)があることを説いています。それが日蓮大聖人による宿命転換の仏法です。

 

冒頭の「仏教用語では因縁因果とも呼ばれる」とはどういう意味でしょう?

仏教一般では、運命・宿命的な苦しみは、「過去世」において自身が行った行為の結果が「今世」にあらわれたものと説きます。そして「過去世の行為」のことを「宿業(しゅくごう)」と言い、宿業は善悪両面にわたるものの、ほとんどの場合、苦悩をもたらす悪い過去世の行為をもって「宿業」と言われています。

 

その前提として、仏法では「三世の生命」・「三世の因果」を説きます。生命は今世だけのものではなく、過去世・現在世(今世)・未来世(来世)にわたり永遠であり、過去世の行為が因(原因)となって今世の結果と現れ、今世の行為が因となって未来世の果(結果)をもたらすと、ということです。

 

過去世の悪因は今世の苦果を、善因が楽果をもたらすということです。では、なぜ、日蓮大聖人の仏法によって、宿命転換が可能なのでしょうか?

 

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3月度座談会御書講義 転重軽受法門(2013年)涅槃経に転重軽受と申す法門あり

日蓮大聖人の仏法では今世での宿命の転換を説いています

 

日蓮大聖人の仏法では、あらゆる悪業を生む「根本的な罪業(悪業)」の存在を説きます。

 

この根本的な罪業を「謗法(ほうぼう)」と言い、謗法とは誹謗正法(ひぼうしょうほう)のことで、正法を誹謗することです。そして、正法とは「法華経」のことに他なりません。万人成仏・人間尊敬・自他共に幸福になる方途を説ききった教えこそ「法華経」であるからです。

 

この法華経(正法)への悪業(不信・謗法)を、正法を守り信じて弘めていく実践によって、転換していけると説くのが、日蓮大聖人の仏法における【宿命転換(しゅくめいてんかん)】の法理です。

 

正法流布の実践のために、大聖人は「御本尊」を建立されましたが、この御本尊に対する「南無妙法蓮華経」の題目(唱題行)こそが実践の核心であり肝要となってきます。

宿命転換して人生の苦難を乗り越えるには?祈り方について新・人間革命等で池田先生の指導を参照!

では、池田先生(SGI会長・創価学会名誉会長)は宿命転換について、どのように指導されているのか。以下は、新・人間革命(第29巻「源流」の章、352~353ページ)での、「宿命転換」に関するご指導です。

 

 「人間は、誰しも幸せになりたいと願っている。しかし、人生にあっては、予期せぬ病気や交通事故、自然災害など、自分の意志や努力だけではどうしようもない事態に遭遇することがある。そこに、宿命という問題があるんです。

その不条理とも思える現実に直面した時、どう克服していけばよいのか――題目です。

御本尊への唱題によって、自身の胸中に具わっている、南無妙法蓮華経という仏の大生命を涌現していく以外にない。強い心をもち、生命力にあふれた自分であれば、どんな試練にさらされても、負けることはない。(中略)

日蓮大聖人は佐渡に流された時、(中略)『流人なれども喜悦はかりなし』(御書1360ページ)と感涙された。私たちも、この大聖人の御境涯に連なっていくならば、『宿命に泣く人生』から『使命に生きる歓喜の人生』へと転じていくことができる。大聖人の仏法は、宿命打開、宿命転換の仏法である」

 

人生の苦難・不条理を乗り越えるには、御本尊への題目、唱題以外に無いと指導されています。

そして、唱題の際の「祈り方」については、「自身の胸中に具わっている、南無妙法蓮華経という仏の大生命を涌現していくのだと確信して・・ということになります。

 

自身に具わる「仏の大生命」については、学会員は常々、聞かされています。ところが、いざ苦難に直面すると、理屈では判っているはずの法理に疑問を抱いてしまいます。

 

開目抄にいわく、「我が弟子に朝夕(ちょうせき)教えしかども・疑いを・をこして皆すてけんつたなき(拙き)者のならひは約束せし事を・まことの時はわするるなるべし開目抄(234頁)」とあります。

 

小説「新・人間革命」での山本伸一(池田先生)の指導は、そんなことが無いように、胸中の「仏の大生命」の存在を確信して、題目を唱えなさいと、祈り方の肝要を訴えておられるのです。

 

また、池田先生は、宿命転換の信心において、「転重軽受(てんじゅうきょうじゅ)」ということを言われています。

 

大聖人は、御自身が大難に遭ったことについて、過去の『謗法の重罪』によると仰せです。

(中略)

大聖人は、本来なら、その罪の報いを未来永遠にわたって一つずつ受けるべきところを、法華経の敵を強く責めたので、大難となって一時に集まり起こったのだと言われている。
それは、今世で成仏するためです。しかも、その難は、仏法の功徳の力によって、過去の重罪の報いを現世で軽く受けているのだと、断言なされている。

これが、転重軽受ということです。(小説「新・人間革命」第13巻「楽土」の章より)

引用先:宿命転換―負けない自分をつくる (2018.6.12)

 

「転重軽受(てんじゅうきょうじゅ)」について、さらに詳しくみていきたいかと。

宿命転換して乗り越える為の祈り方とは?転重軽受を確信しての唱題が肝要!

 

「転重軽受」について、池田先生(山本伸一)は、「その難は、仏法の功徳の力によって、過去の重罪の報いを現世で軽く受けているのだと、断言なされている」と記されています。

 

つまり、「過去の重罪を転じて軽く受けること」、それが転重軽受の法門であると言われています。

また、このことから、「転重軽受」は罪業を消す功徳であり、「護法の功徳力(ごほうのくどくりき)」とも言われます。

 

転重軽受
「重きを転じて軽く受く」と読み下す。涅槃経(北本)巻31の語。正法を護持する功徳の力によって、過去世の重罪を転じて、現世でその報いを軽く受け、消滅させるとの意。この法門については、「開目抄」(232,233㌻)で明かされている。また「転重軽受法門」では、転重軽受の功徳について「地獄の苦みぱっときへて」(1000㌻)と仰せである。?宿命転換/業

引用先:用語解説

 

以上、宿命転換の法理を述べましたが、法理はあくまで法理です。肝心なことは、難や試練や不条理に直面した時、どこまでこの法理を確信しながらの「唱題」を実践出来るかにかかっています。

そのための、同志の存在、池田先生の指導であり、それが唯一存在するところ。それが創価学会です。

 

以下、宿命転換・人間革命に関する参照先のご案内です。

小説・人間革命、新人間革命は、宿命転換の正史。▼

https://www.sokanet.jp/recommend/new-member/learn/page404.html

新・人間革命 命宝52 より▼

https://ameblo.jp/yuramao/entry-10330939611.html

祈りの根本に、広宣流布への誓願があることが大事▼

https://be-brave.jp/category/%E5%AE%BF%E5%91%BD%E8%BB%A2%E6%8F%9B/

〈小説「新・人間革命」〉 源流 二十六を読んだ感想と決意▼

https://www.oubaitori.com/blog/2016/10/post-998.php

以上です。

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