財務と広布部員

創価学会と広布部員 財務の意義は御供養の精神に

創価学会の財務は、基本的に毎年の年末12月に実施される、重要な行事です。

企業におけるビジネス用語としての「財務」には多岐な意味がありますが、一般的に財務(ざいむ)というと「資金の調達・運用」という意味になります。さらに、創価学会における財務というと、その「資金調達活動」の通称として知る人も多い状況です。

しかし、創価学会は宗教団体であり、所属する会員の皆様は、権利として信仰活動に取り組んでおられるので、創価学会の財務の場合、「御供養」・「寄付」という言葉が最も妥当であるといえます。

すなわち、創価学会の財務は、信仰上の自発的な御供養・寄付を募るお知らせと実施に至る行事といえます。

なお、創価学会の財務に参加するには「広布部員」になるための申請が必要です。これが承認された暁に「広布部員」になります。創価学会員の方でも、広布部員でなければ、財務には参加できません。

財務を前に、「広布部員会」という会合が開催され、ここで、広布部員証が手渡されます。また、広布部員会では、御供養の実施に至る詳細な説明がなされます。

創価学会の財務の意義

創価学会の財務の意義はすべからく「御供養の精神」にあります。

そして、御供養の精神のあり方について重要なのは以下の3点となります。

  • どこまでも真心が大切
  • 計り知れない大功徳がある
  • 悪侶への布施を止めよ

御供養は真心が大切

日蓮大聖人は、「上野殿御返事(御書1544ページ):この大王の過去を~」で、徳勝童子が釈尊に、土の餅を供養した功徳でアショーカ大王に生まれた逸話を紹介しています。土の餅は食べられませんが、その真心こそが大切であると述べられています。

池田名誉会長は『妙法のため、広宣流布のために真心を尽くすことが、どれほど尊いことか。どれほど偉大な功徳があるか。(中略)その根本は「信心」である。「心」である。御聖訓には、「凡夫は志ざしと申す文字を心へて仏になり候なり(御書1596ページ)」と仰せだ。法のため、広布のため~この一点に、真摯に、わが心を結び合わせていくことが大切である。そうでなければ、何をやっても空転してしまう。ここに、功徳を積む「方程式」があるのである』と指導されています。

どこまでも、御供養は真心で行うことが肝心中の肝心です。

御供養(財務)には計り知れない大功徳がある

日蓮大聖人は、「妙密上人御消息(御書1241ページ)」で、法華経の題目をめる大聖人に対し、便りの度に「銭」を御供養する真心をめでられ、国中の人々が唱える題目の功徳が全て、「あなたの身に聚る」と称賛されています。

日蓮大聖人の御遺命である広宣流布を進めている団体は創価学会だけです。故に、大聖人直結の創価学会と共に前進することは「一切衆生の幸福の実現」を進めることになるので、その功徳は計り知れない「大功徳」となるのです。

悪侶への布施を止めよ

日蓮大聖人は、「衆生心身御書(御書1595ページ):設いこうをいたせども~」で、「真実でないことに供養すれば、大悪となっても善にならない。軽い気持ちで少しの供養であっても真実の人に供養すれば功徳は大きい(主意)」と述べられています。

正法を誹謗して、広宣流布を阻もうとする大悪に供養することは、自らも法華経の敵に連なることになります。故に大聖人は謗法への供養を厳しく戒められているのです。

日顕宗の悪侶への供養は、「其の施を止む(御書30ページ)」べきであるのです。