座談会と御書

2026年3月度座談会御書講義(阿仏房御書:宝塔御書)と聖教新聞掲載1日の資料

2026年3月度の座談会御書は「阿仏房御書:宝塔御書」です。

研鑽と講義のために、要点をまとめてご案内しています。

なお、研鑽を深める為、3月1日付け聖教新聞の御書講義のご案内もしています。

拝読の際には「最も苦しんだ人が最も幸せに さあ宿命転換の哲理胸に前進」との決意も念頭に。

2026年3月度座談会御書講義(阿仏房御書:宝塔御書)の聖教新聞掲載日はいつ?3月1日付の記事を確認

毎月の座談会御書の研鑽については、大白蓮華掲載の解説を中心に行う事になりますが、特に、講義担当者ともなれば、別の資料から幅広く研鑽される方もあるかと思います。

そんな時に役に立つのが、聖教新聞紙上に掲載される「同御書」の解説記事です。

2026年3月度座談会御書講義については、3月1日が掲載日で、この日の聖教新聞・5面に載っています。

『勝利の経典「御書」に学ぶ』第10巻からの、池田先生の指針から、「一切はわが身の革命から」、及び、「キーワード① 妙法の人が宝塔と輝く」、「キーワード② 仏法の証明者たる使命を」という構成になっています。

聖教新聞のデジタル契約がお済みの方⇒ 〈教学〉 3月度座談会拝読御書 阿仏房御書(宝塔御書)

 

これに先立ち、2026年2月21日の聖教新聞1面・左下にはーー▼

3月度拝読御書「阿仏房御書」 全ての人が尊極な「宝塔」
(中略)
【座談会】「末法に入って~南無妙法蓮華経なり」(新1732ページ10行目~12行目・全1304ページ6行目~8行目)

【研修教材】「あまりにありがたく~申すべく候」(新1733ページ7行目~12行目・全1304ページ13行目~1305ページ2行目)

引用先(閲覧は契約が必要):https://www.seikyoonline.com/article/2F31A4DB01B3D41C6181F871412973A8

 

先月中、1週間も前から、次月の研鑽御書について「お知らせ」が入っていました。

それでは、次項より、大白蓮華の解説内容を要約した座談会御書講義をご案内します。

阿仏房御書(宝塔御書)の背景と大意(2026年3月度座談会御書講義)

以下に、阿仏房御書(宝塔御書)の背景と大意を記します。

本抄は、日蓮が建治2年(1276年)3月、身延において著し、佐渡の有力な門下であった阿仏房へ送られたお手紙です。成立年には諸説ありますが、佐渡流罪を経た後の深い師弟の絆を背景にした一書であることは確かです。

佐渡在住の阿仏房は、妻の千日尼とともに、流罪中の大聖人を陰日向なく支えました。身延に入山された後も、高齢の身でありながら幾度も山を訪ね、変わらぬ信心を貫いた人物です。

本抄は、銭や白米などの真心こもる御供養とともに寄せられた法門への問いに応える形で記されています。その問いは、法華経に説かれる多宝如来の出現や宝塔の涌現が何を意味するのか、というものでした。

これに対し大聖人は、宝塔とは遠い世界の神秘的な存在ではなく、法華経に目覚めた人の生命そのものを象徴するものだと示されます。声聞たちが自身の内に宝塔を見いだしたように、今、妙法を信じる弟子たちもまた、わが生命の尊厳を顕しているのだと説かれます。

さらに末法においては、南無妙法蓮華経を受持し唱える人の姿こそが宝塔であり、多宝如来であると断言。身分や立場にかかわらず、題目を唱える一人一人が、智慧と慈悲を本来具えた尊い存在であると明かされます。そして、その信心を実践するところに宝塔は現れると強調されました。

この教えを図顕されたものが御本尊であり、阿仏房に対しては「北国の導師」とたたえ、その使命の地で広宣流布に生きる姿を心から讃えられています。

阿仏房御書(宝塔御書)の講義(2026年3月度座談会御書)

御文
末法に入って法華経を持つ男女のすがたより外には宝塔なきなり。もししからば、貴賤上下をえらばず、南無妙法蓮華経ととなうるものは、我が身宝塔にして我が身また多宝如来なり。妙法蓮華経より外に宝塔なきなり。法華経の題目、宝塔なり。宝塔また南無妙法蓮華経なり。(■御書新版 1732ページ10行目~12行目■御書全集 1304ページ6行目~8行目より引用)

 

通解(現代語訳)
 末法に入って、法華経を持つ男女の姿よりほかには宝塔はない。もしそうであるならば、貴賤上下にかかわらず、南無妙法蓮華経と唱える人は、わが身がそのまま宝塔であり、わが身がまた多宝如来なのである。

 妙法蓮華経よりほかに宝塔はないのである。法華経の題目は宝塔である。宝塔はまた南無妙法蓮華経である。

御書講義・解説(誰もが輝く「生命尊厳」の社会を)

日蓮仏法は、すべての人の生命に仏の可能性が具わっていると説きます。この「生命尊厳」の思想を世界へ広げてきたのが創価学会です。

法華経の見宝塔品では、説法の最中に七宝で飾られた大きな宝塔が大地から現れ、空中に浮かび上がる場面が描かれます。その意味を問われた日蓮大聖人は、「法華経を信じ受持する人こそが宝塔である」と明かされました。特別な存在が宝塔なのではなく、妙法を唱え、広宣流布に生きる一人一人が尊い宝塔だというのです。

さらに大聖人は、南無妙法蓮華経と唱える人は、立場や境遇に関係なく、その身そのままで多宝如来の働きを現すと示されました。本来、宝塔の中にいるとされる多宝如来は、法華経の正しさを証明する存在です。つまり、題目を唱える私たち自身が、その真実を証しする主体なのです。

また、宝塔そのものが南無妙法蓮華経を表すとも説かれています。宇宙の根源の法を顕した御本尊を信じ、唱題と実践に励むとき、私たちの内なる力は限りなく引き出されます。

池田先生は、真剣な唱題によって自分の生命を最大に輝かせることができると語られました。どんな逆境にあっても、嘆く必要はありません。むしろ困難が大きいほど、より深く題目に向き合うことができる。そこから自身の幸福だけでなく、周囲に希望を広げる力が生まれるのです。

自分こそが尊い宝塔であるとの自覚に立ち、対話を通して生命尊厳の価値を社会に広げていきたいものです。

【関連記事】

未来部、小・中学校、高校生徒向けの同講義もあります。語り口が違い、参考になります。

2026年3月度ビクトリー御書と師子王(ライオンキング)御書の語り口|阿仏房御書(宝塔御書)

阿仏房御書(宝塔御書)に関する池田先生の指導(2026年3月度座談会御書)

阿仏房御書(宝塔御書)に関する池田先生のご指導です。

自身に宝塔を見た人は、他者もまた宝塔と見えるのです。自分だけの宝塔もなければ、他人だけの宝塔もない。目覚めた人が次々と多くの人の宝塔を立てていく。宝塔また宝塔の林立が、本当の宝塔涌現の意義です。

 わが胸中に宝塔を涌現させ、さらには、その宝塔を広げていく。宝塔を荘厳する七宝の輝きとは、一人ひとりの人間革命の姿そのものです。

以上、(『勝利の経典「御書」に学ぶ』第10巻)より。

以下では、同御書講義をユーチューブで展開していました。

阿仏房御書 5分で解説、2026年3月度 座談会 御書講義 – YouTube

2026年3月座談会御書解説 阿仏房御書(宝塔御書) – YouTube

以上です。