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創価学会が長井秀和を提訴した理由と訴訟の内容は?対抗処置や反論コメントが気になる!

2022年12月19日のこと。西東京市議会議員選挙2022に立候補していた、長井秀和氏が、街頭演説の際に、創価学会の名誉を著しく毀損する発言を行ったとして、創価学会から提訴される事態となりました。

ヤフーニュースによると、創価学会では、教団のホームページなどでも本件に関して明かしているとしています。

公明党の支援団体である創価学会が公式HPに掲載する程の大事かと。

創価学会が長井秀和を提訴したその詳しい内容や訴訟に踏み切った理由、また、これに対する長井氏の反論コメントや対抗処置など、非常に気になったので調査してみました。

最後までご覧いただけると嬉しいです。

創価学会が長井秀和氏を提訴?西東京市議選挙出馬で選挙運動中だったのが気になる!

創価学会が長井秀和氏を提訴したニュースについてまとめています。

長井はFRIDAYなどをはじめ、各メディアで学会の実態について証言。今回の動画では、それを上回る過激な発言を繰り返した。

だが、そんな暴露を続ける長井に対し、創価学会も黙っていない。19日に行った街頭演説で、悪らつな虚偽発言をしたとして名誉毀損を理由に東京地裁に提訴したことを教団のホームページなどで明かしている。

引用先:FRIDAY

 

記事のバックアップ:FRIDAYデジタル

創価学会が長井秀和氏を提訴した件を取り上げたニュースのメインは、「ウエストランド『M-1グランプリ』優勝のウラで、先輩の長井秀和がひっそり事務所を辞めていた」と題する内容でした。

記事は、12月18日に行われた『M-1グランプリ』に優勝したお笑い芸人の『ウエストランド』が所属している事務所「タイタン」を長井秀和氏がひっそりと辞めていて、事務所のホームページからも名前が消えている。事務所の社長は、『爆笑問題』の太田光の妻である太田光代さんである・・そんな内容から始まります。

そして長井氏が辞めた理由が、2022年12月25日に投票が行われる西東京市議会議員選挙に出馬するためだったようで、現在、選挙運動の真っ最中である、というものです。

そんな長井秀和氏ですが、実は、創価学会の幹部の子息で、生粋の学会2世。ところが、ある事情から創価学会を脱会し、以降、SNSで創価学会の批判をする中、政治団体を立ち上げていたのです。

関連記事:長井秀和の学会攻撃(財務告発)が今の理由はなぜ?その目的と脱会退転の真相に迫る!

そして、その長井秀和氏が、2022年12月19日に、西東京市議選の街頭演説中、「東村山市議の転落死が学会による他殺であるとの事実無根の発言を行った」として、創価学会から提訴されるに至っています。

創価学会が長井秀和氏を提訴したその詳しい内容や本来の理由・目的などについて調査してみました。

創価学会が長井秀和氏を提訴?その理由や目的と内容が気になる!

創価学会が長井秀和氏を提訴した理由や目的と、提訴の内容について確認していきます。

引用先:聖教新聞

 

創価学会が長井秀和氏への提訴に踏み切った記事が、聖教新聞(全国版)の2面に掲載されたのは「2022年12月21日」のことです。

 創価学会は20日、西東京市議選の街頭演説で、悪らつな虚偽発言をした長井秀和候補を、名誉毀損を理由に東京地裁に提訴した。
 同候補は19日の演説で、1995年9月に起きた東村山市議の転落死に言及。これが、学会による他殺であるとの事実無根の発言を行った。
 そもそもこの転落死は、他殺を疑わせる証拠がないことから、捜査を担当した東村山警察署および東京地検が事件性はないとして、25年以上も前に捜査を終結させているもの。訴状では、学会が著しく名誉を毀損されたとして、同候補に損害賠償を求めている。
 転落死事件を巡っては、かつて同様のデマを騒ぎ立てた週刊誌に対し、名誉毀損を理由に高額の損害賠償が命じられている。
 全くの事実無根の発言で、学会の名誉を毀損した同候補の悪質な行為は断じて許されるものではない。学会は、民事裁判とあわせて同日、田無警察署に刑事告訴の申し立ても行った。

引用先:聖教新聞

 

提訴の内容を簡潔にすると。

  • 長井秀和氏が12月19日の西東京市議選の街頭演説で、1995年9月に起きた東村山市議の転落死が、学会による他殺であるとの事実無根の悪辣な虚偽発言を行った。
  • よって、創価学会は、長井秀和候補を、名誉毀損を理由に東京地裁に提訴した。
  • 本件は、東村山警察署と東京地検が事件性無しとして25年以上前に終結していて、同様のデマを騒ぎ立てた週刊誌に対し名誉毀損で損害賠償が命じられている。
  • 創価学会は、民事裁判とあわせて田無警察署に刑事告訴の申し立ても行った。

提訴の内容は以上のとおりで、同内容が、創価学会の公式ホームページでも紹介されています。

提訴内容:西東京市議選候補者が虚偽の演説 名誉棄損で提訴|創価学会公式サイト

名誉毀損にあたる言動に対し、即座に対応した、というわけですが、長井氏が西東京市議会議員選挙2022に立候補していて、選挙運動中であったこと。また、同選挙には、複数の公明党候補も擁立されていたことから、「選挙妨害・・」ともとられるタイミングであったことは確かかと。

ただ、提訴の内容に「不備」「虚偽」があったわけではなく、正当な提訴内容ではあったかと。

また、同選挙で、公明党候補を支援する創価学会の方々の心情を察するに、長井秀和氏の街頭演説内容は「黙ってはいられない」ものであったことも容易に推測できます。

なので、今回の創価学会による長井秀和氏への提訴は必然、とも言えるでしょう。

そんな中、長井秀和氏は、西東京市議会議員選挙2022で、「トップ当選」を果しています。

創価学会が長井秀和氏を提訴?長井氏の反論コメントや対抗処置と今後に迫る!

創価学会によって、選挙活動中の言動が、それも選挙期間中に、提訴された長井秀和氏ですが、西東京市議会議員選挙では、でトップ当選を果たしています。

東京都 西東京市(にしとうきょうし)
西東京市議会議員選挙(2022年12月25日投票)
告示日:2022年12月18日
投票日:2022年12月25日
定数 / 候補者数:28 / 40
執行理由:任期満了
有権者数:169,253人
投票率:38.66%(前回投票率:36.84%)

NO 結果 得票数 氏名 年齢 性別 党派 新旧
1 3482 長井 秀和 52 無所属
2 2800 田村 広行 44 無所属
3 2757 加藤 涼子 51 西東京・生活者ネットワーク
4 2569.868 保谷 七緒美 60 自民
5 2569 納田 里織 52 無所属
6 2533 後藤 優子 55 西東京・生活者ネットワーク
7 2323 菅原 美穂 47 立憲
8 2233 山崎 英昭 49 維新
9 2039 鈴木 佑馬 36 国民
10 1986 山田 忠良 41 自民
11 1951 田代 伸之 51 公明
12 1929 酒井 豪一郎 44 自民
13 1922 大竹 敦子 53 共産
14 1914 森 信一 63 立憲
15 1908.59 佐藤 公男 59 公明
16 1858 大林 光昭 51 公明
17 1845 八矢 好美 50 公明
18 1830 稲垣 裕二 58 自民
19 1803 中村 駿 35 共産
20 1773 坂井 和彦 58 自民
21 1716 中川 清志 50 自民
22 1688 藤田 美智子 64 公明
23 1558 八巻 明美 62 共産
24 1548 下田 純一 46 立憲
25 1521 小峰 和美 71 無所属
26 1460 冨永 雄二 53 自民
27 1383 小林 達哉 61 自民
28 1321.409 佐藤 大介 42 立憲
29 1310 五十嵐 将雄 38 参政
30 1305 山口 あずさ 60 無所属
31 1295 田中 慶明 63 自民
32 1223 羽根石 里美 54 共産
33 1051 丹治 日子太 60 無所属
34 763 しまぞうZ 44 無所属
35 758 矢野 幸介 34 地域政党西東京
36 396 ザ・シャーク 46 無所属
37 153 織田 三江 40 政治家女子48党
38 96 朝日 恵子 56 政治家女子48党
39 87.131 保谷 美智夫 64 無所属
40 14 丸吉 孝文 38 政治家女子48党

公明党候補5名も全員、当選を果たしていますが、トップ当選の長井秀和氏の後塵を拝する結果となっています。

週刊紙メディアによる創価学会攻撃も、公明党が与党となり影響力が増す中、ここ十数年ほどはすっかり鳴りを潜めていました。

そころがそこに旧統一教会問題が惹起し、2世問題とも絡めて、「創価学会攻撃の記事がお金になる局面」が到来。

週刊紙メディアによる創価学会攻撃が再燃する中、以前から学会批判を継続していた元2世信者の長井秀和氏に、マスコミもフォーカスする事態になっていったものと思われますがいかがでしょう?

具体的な支援団体や支援者の詳細はわかりませんが、反創価学会のインフルエンサーとしての立場を得て、その集票力が、トップ当選に繋がったものと思います。

 選挙期間中は『『エンタの神様』で見たというよりも、宗教問題で見たという人の方が多かった」と明かした長井。

引用先:よろず~

 

それだけに、長井秀和氏の反論コメントも強気ですね。

  • 「告訴の申し立て」という法的に不明確な記載。
  • 刑事告訴されたような誤認印象を狙う悪質な報道。

そんな長井秀和氏ですが、市議選にトップ当選を果たした今後について、大要、以下のように公言しています。

  • 芸能界の仲間から当選祝福の連絡が届いた。
  • エンタメ業界での人脈を生かし地域振興を目指す。
  • 芸能人やインフルエンサー・ユーチューバーによる話題づくりを仕掛けていく。
  • カルト宗教問題は徹底的にやる。
  • 統一地方選でカルト問題にあらがう候補を擁立し、支援や応援をしていく。

今後の長井秀和氏の行方やいかに?

創価学会が掲げる日蓮大聖人の仏法の法理に「文証・理証・現証」というものがあります。

教義の優位性と現実への実効性を説いたものです。

  1. 文証:その教義に文献上の証が存在するか?
  2. 理証:その教義は理に叶っているか?
  3. 現証:その教義には現実の結果があるか?

「日蓮、仏法をこころみるに道理と証文とにはすぎず。また、道理・証文よりも現証にはすぎず」(御書全集1,468ページより引用)

長井秀和氏の今後の行方については、この法理にのっとった結果が伴うものと思われます。