任用試験の教学入門と仏法の研鑽

成仏とは(一生成仏) 任用試験の教学入門

私たち凡夫(ぼんぷ)は、凡夫のありのままの姿で、一生のうちに必ず成仏の境涯を確立することが出来ます。これを「一生成仏」といいます。しかし、その実現の為には「自行化他(じぎょうけた)」の実践が不可欠です。

日蓮大聖人は、「一生の中(うち)に」、「一人も残らず」成仏できると、お約束下さっています。
①『法華経の行者は如説修行せば必ず一生の中に一人も残らず成仏す可し(一念三千法門 御書416ページ)』

本当の(真実)の成仏とは何か?

今の自分とは異なる特別な人間になる(あるいは生まれかわる)ことでも、現実の世界を離れた浄土に生まれる、ということでもありません。
②『成は開く義なり(御義口伝巻下 御書753ページ)』
と仰せのように、自身の内に具わる(そなわる)「仏の生命」を開くことを言います。

また、それぞれの人が、その特質を改めることなく、そのままの姿で、無作三身(むささんじん)の仏であると見るのです。
③『桜梅桃李の己己の当体を改めずして無作三身と開見すれば是れ即ち量の義なり(御義口伝巻下 御書784ページ)』

①の読み:ほけきょうのぎょうじゃはにょせつしゅぎょうせばかならずいっしょうのうちにひとりものこらずじょうぶつすべし

②の読み:じょうはひらくぎなり

③の読み:おうばいとうりのここのとうたいをあらためずしてむささんじんとかいけんすればこれすなわちりょうのぎなり

▲任用試験の「成仏とは(一生成仏)」は以上を覚えれば合格!▲