任用試験の過去問題集と良く出る設問

教学部任用試験の過去問題と解答(2015年)


平成27年11月22日(日)の昼の部で実施された、教学部任用試験の問題と解答の全てです。

「問題と回答」の前に、以下に出題項目(問)を記しました。御書3編を除き、毎回の任用試験で同じ学習項目からの出題となっています(2016年の任用試験も同様)。

出題項目(問1~問5)一覧

問1:御書3編(座談会拝読御書)から
阿仏房御書
上野殿後家尼御返事
四条金吾殿御返事

問2:「教学入門」の「日蓮大聖人の御生涯」から
『日蓮大聖人の御生涯』

問3:「教学入門」から
南無妙法蓮華経⇒『南無妙法蓮華経』
成仏・絶対的幸福・相対的幸福⇒『一生成仏』
「四表の静謐を~」⇒『立正安国』
「日蓮と同意ならば~」⇒『広宣流布』
十界⇒『十界』

問4:「教学入門」から
三証⇒『三証』
行学、「深く信心を~」⇒『信・行・学』
三障四魔・三類の強敵⇒『難を乗り越える信心』
宿命⇒『宿命転換』
「この漫荼羅よくよく~」⇒『功徳と罰(信仰と実践)』
人の振舞⇒『人の振る舞い(信仰と実践)』

問5:「広宣流布と創価学会」から
創価学会の歴史⇒『創価学会の歴史』
日顕宗を破す⇒『日顕宗を破す』

※ 2015年(平成27年)は「諸天善神」の出題がありませんでした・・2016年は出題の可能性が高いかと・・。

2015年実施・教学部任用試験の過去問題と解答

以下の問題を解きながら、各問いの【要点まとめ】を参照・確認するのも有効な覚え方です。

任用試験 【要点まとめ】記事ご案内

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任用試験2015 御書3編(座談会拝読御書)から(問1)

問1:御書3編(座談会拝読御書)から、問いに答えなさい。

A末法に入って法華経を持つ男女のすがたより外には〔 1 〕なきなり。もししかれば、貴賤・上下をえらばず、南無妙法蓮華経ととなうるものは我が身〔 1 〕にして、我が身また多宝如来なり」(阿仏房御書)

● [1]に共通して入る正しい言葉を、ア~ウから選びなさい。解答番号は[1]

ア、宝塔(ほうとう)
イ、仏像(ぶつぞう)
ウ、儀式(ぎしき)

● 傍線Aの説明として正しいものを、ア・イから選びなさい。解答番号は[2]

ア、身分や地位などで飾った人が尊い
イ、妙法を唱え、現実社会で戦う人が尊い

● 本抄を与えられた阿仏房について、正しい説明を、ア・イから選びなさい。解答番号は[3]

ア、佐渡において日蓮大聖人をお守りした
イ、鎌倉の門下の中心的存在

「法華経の法門をきくにつけて、〔 4 〕信心をはげむを、まことの道心者とは申すなり。天台云く『A従藍而青』云云。この釈の心は、あいは葉のときよりも、なおそむれば、いよいよあおし。法華経はあいのごとし。〔 6 〕のふかきは、いよいよあおきがごとし」(上野殿後家尼御返事)

● 〔4〕に入る正しい言葉を、ア~ウから選びなさい。解答番号は[4]

ア、ほどほど
イ、なおなお
ウ、ときどき

● 傍線A「従藍而青」は、大聖人が何を譬えて用いられた言葉ですか。ア・イから選びなさい。解答番号は[5]

ア、信心の修行を重ね、福徳を現していくこと
イ、悪業を重ね、ますます生命が濁ること

● 〔 6 〕に入る正しい言葉を、ア~ウから選びなさい。解答番号は[6]

ア、修行(しゅぎょう)
イ、闇(やみ)

● 本抄を与えられた上野尼御前について、正しい説明を、ア・イから選びなさい。解答番号は[7]

ア、夫を亡くし幼子を抱えながら信仰に励んだ
イ、夫と共に佐渡の地で大聖人に帰依した

「一生はゆめの上、明日をごせず。Aいかなる乞食にはなるとも、法華経にきずをつけ給うべからず。されば、同じくは、なげきたるけしきなくて、この状にかきたるたごとく、すこしも〔 10 〕、振る舞い仰せあるべし」(四条金吾殿御返事)

● 本抄を与えられた四条金吾について、正しい説明を、ア・イから選びなさい。解答番号は[8]

ア、法華経の信仰ゆえに、親から勘当された
イ、法華経の信仰ゆえに、主君から所領没収の命令書が下された

● 傍線Aの御文の説明として、正しいものを、ア・イから選びなさい。解答番号は[9]

ア、病苦や経済苦に陥ること自体が法華経に傷をつける
イ、財産・地位等に固執し、信心を見失ってはならない

● 〔 10 〕には、どんな意味の言葉が入りますか。ア・イから選びなさい。解答番号は[10]

ア、へつらうことなく
イ、相手の機嫌を損ねることなく

▲以上問1▲
【問1の解答
〔1〕=イ・〔2〕=ア・〔3〕=ア・〔4〕=イ・〔5〕=ア・〔6〕=ア・〔7〕=ア・〔8〕=イ・〔9〕=イ・〔10〕=ア。

任用試験2015 「日蓮大聖人の御生涯」から(問2)

問2:「教学入門」の「日蓮大聖人の御生涯」から問いに答えなさい。

大聖人の法難に関する年表について、後ろの問いに答えなさい。

・文応元年(1260年)・・・・・〔 11 〕の法難。

・弘長元年(1261年)5月・・・〔 12 〕流罪。

・文永元年(1264年)11月・・・〔 13 〕の法難。

・文永8年(1271年)9月・・・竜の口の法難。その後、〔 14 〕流罪。

● 年表〔11〕~〔14〕に入る正しい言葉を、ア~エから選びなさい。解答番号は[11]~[14]

ア、伊豆(いず)
イ、佐渡(さど)
ウ、小松原(こまつばら)
エ、松葉ケ谷(まつばがやつ)

● 大聖人は、傍線Aの「竜の口の法難」を勝ち越えた時に、凡夫という仮の姿を開いて、慈悲と智慧にあふれる仏の本来の境地を顕されました。このことを何といいますか。ア~ウから選びなさい。解答番号は[15]

ア、立宗宣言(りっしゅうせんげん)
イ、発迹顕本(ほっしゃくけんぽん)
ウ、国主諌暁(こくしゅかんぎょう)

日蓮大聖人は、人々の不幸を根絶する道を世に示すため、文応元年(ぶんおうがんねん)(1260年)7月、〔 16 〕を著され、〔 17 〕に提出。悪法への帰依を続けるなら、自界叛逆難とA他国侵逼難が起こることを警告し、速やかに正法に帰依するよう諌められました。

● 〔16〕に入る正しい著作を、ア~ウから選びなさい。解答番号は[16]

ア、立正安国論(りっしょうあんこくろん)
イ、開目抄(かいもくしょう)
ウ、観心本尊抄(かんじんのほんぞんしょう)

● 〔17〕に入る正しい人物の名前を、ア~ウから選びなさい。解答番号は[17]

ア、極楽寺の良観(ごくらくじのりょうかん)
イ、平左衛門尉頼綱(へいのさえもんのじょうよりつな)
ウ、北条時頼(ほうじょうときより)

● 傍線Aの災難の予言が実際に的中した事柄を、ア~ウから選びなさい。解答番号は[18]

ア、蒙古の襲来(もうこのしゅうらい)
イ、二月騒動(にがつそうどう)
ウ、正嘉の大地震(しょうかのだいじしん)

熱原の法難を機に、不惜身命の実践で広宣流布する民衆が出現して、民衆仏法が現実のものとなりました。これにより大聖人は〔 19 〕を示されました。この法難において青年門下の〔 20 〕は同志を守るなど活躍しました。

● 〔19〕に入る正しい言葉を、ア・イから選びなさい。解答番号は[19]

ア、出世の本懐(しゅっせのほんかい)
イ、三度の高名(さんどのこうみょう)

● 〔20〕に入る正しい人物の名前を、ア・イから選びなさい。解答番号は[20]

ア、阿仏房(あぶつぼう)
イ、南条時光(なんじょうときみつ)

▲以上問2▲
【問2の解答
〔11〕=エ・〔12〕=ア・〔13〕=ウ・〔14〕=イ・〔15〕=イ・〔16〕=ア・〔17〕=ウ・〔18〕=ア・〔19〕=ア・〔20〕=イ。

任用試験2015 「教学入門」から①(問3)

問3:「教学入門」から、問いに答えなさい。

「南無妙法蓮華経」について、正しいものをア・イから選びなさい。解答番号は[21]

ア、万人の苦悩を根本から解決する法である
イ、大聖人お一人の生命にだけしかない法である

「始めて我心本来の〔 22 〕なりと知るを即ち大〔 23 〕と名く所謂南無妙法蓮華経は〔 23 〕の中の大〔 23 〕なり」の御文の〔22〕・〔23〕に入る正しい言葉を、ア~ウ選びなさい。解答番号は[22]・[23]([23]は3回あります。)

ア、仏(ほとけ)
イ、歓喜(かんぎ)
ウ、凡夫(ぼんぷ)

成仏について、正しいものをア・イから選びなさい。解答番号は[24]

ア、死後に現実世界を離れた浄土に生まれること
イ、自身の内にある仏の生命境涯を開くこと

相対的幸福と絶対的幸福のうち、成仏とはどちらの境涯の確立をいいますか。ア・イから選びなさい。解答番号は[25]

ア、相対的幸福(そうたいてきこうふく)
イ、絶対的幸福(ぜったいてきこうふく)

汝、すべからく一身の安堵を思わば、まず〔 26 〕の静謐を祈らん者か」の御文の〔26〕に入る正しい言葉をア~ウから選びなさい。解答番号は[26]

ア、一族(いちぞく)
イ、四表(しひょう)
ウ、国主(こくしゅ)

「日蓮と同意ならば〔 27 〕たらんか」の御文の〔27〕に入る正しい言葉をア~ウから選びなさい。解答番号は[27]

ア、阿羅漢(あらかん)
イ、歴劫修行(りゃっこうしゅぎょう)
ウ、地涌の菩薩(じゆのぼさつ)

次の文は「十界」のうち何界に当たりますか。ア~エから選びなさい。解答番号は[28]~[31]

● 際限のない欲望にふりまわされ、苦しみを生じる境涯・・・〔28〕界

● 穏やかで平静な生命状態で、自己のコントロールが可能になった境涯・・・〔29〕界

● さまざまなものごとを縁として、独力で仏法の部分的な覚りを得た境涯・・・〔30〕界

● 求道と利他の実践で慈悲の心を万人に向け、行動していく境涯・・・〔31〕界

ア、縁覚(えんかく)
イ、菩薩(ぼさつ)
ウ、餓鬼(がき)
エ、人(にん)

十界互具について、正しいものをア・イから選びなさい。解答番号は[32]

ア、十界はそれぞれが、固定化された生命の境涯である
イ、十界のいずれか一界の生命にも、十界がすべて具わっている

▲以上問3▲
【問3の解答】
〔21〕=ア・〔22〕=ア・〔23〕=イ・〔24〕=イ・〔25〕=イ・〔26〕=イ・〔27〕=ウ・〔28〕=ウ・〔29〕=エ・〔30〕=ア・〔31〕=イ・〔32〕=イ。

任用試験2015 「教学入門」から②(問4)

問4:「教学入門」から、問いに答えなさい。

「日蓮仏法をこころみるに道理と証文とにはすぎず、又道理証文よりも〔 33 〕にはすぎず」の御文の〔33〕に入る正しい言葉を、ア~ウから選びなさい。解答番号は[33]

ア、文証(もんしょう)
イ、理証(りしょう)
ウ、現証(げんしょう)

「行学の〔 34 〕をはげみ候べし、行学たへなば〔 35 〕はあるべからず、我もいたし人をも教化候へ、行学は〔 36 〕よりをこるべく候」の御文の〔34〕から〔36〕に入る正しい言葉を、ア~ウから選びなさい。解答番号は[34]~[36]

ア、仏法(ぶっぽう)
イ、ニ道(にどう)
ウ、信心(しんじん)

「深く信心を発して〔 37 〕に又懈らず磨くべし何様にしてか磨くべき只南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを是をみがくとは云うなり」の御文の〔37〕に入る正しい言葉を、ア~イから選びなさい。解答番号は[37]

ア、折々稀に(おりおりまれに)
イ、日夜朝暮に(にちやちょうぼに)

「三障四魔」の三障とは、煩悩障・〔 38 〕障・報障の三つをいい、四魔とは陰魔・煩悩魔・死魔・〔 39 〕魔の四つをいいます。〔38〕・〔39〕に入る正しい言葉を、ア・イから選びなさい。解答番号は[38]・[39]

ア、天子(てんし)
イ、業(ごう)

「三類の強敵」とは、俗衆増上慢・道門増上慢・〔 40 〕増上慢の三つをいいます。〔40〕に入る正しい言葉を、ア~ウから選びなさい。解答番号は[40]

ア、悪鬼(あっき)
イ、僭聖(せんしょう)
ウ、聖人(しょうにん)

「願兼於業」の法理を踏まえた生き方の説明として正しいものをア~ウから選びなさい。解答番号は[41]

ア、宿命として、あきらめる生き方
イ、宿命から逃げる生き方
ウ、宿命を使命に変える生き方

「此の曼荼羅能く能く信ぜさせ給うべし、南無妙法蓮華経は〔 42 〕の如し・いかなる病さはりをなすべきや」の御文の〔42〕に入る正しい言葉を、ア・イから選びなさい。解答番号は[42]

ア、師子吼(ししく)
イ、薬王菩薩(やくおうぼさつ)

「御みやづかいを〔 43 〕とをぼしめせ」の御文の〔43〕に入る正しい言葉を、ア・イから選びなさい。解答番号は[43]

ア、法華経(ほけきょう)
イ、仕事(しごと)

▲以上問4▲
【問4の解答】
〔33〕=ウ・〔34〕=イ・〔35〕=ア・〔36〕=ウ・〔37〕=イ・〔38〕=イ・〔39〕=ア・〔40〕=イ・〔41〕=ウ・〔42〕=ア・〔43〕=ア。

任用試験2015 「広宣流布と創価学会」から(問5)

問5:「広宣流布と創価学会」から、問いに答えなさい。

「創価学会の歴史」に関する年表の〔44〕~〔47〕に入る月日を、ア~エから選びなさい。解答番号は[44]~[47]

・昭和5年(1930年)〔 44 〕・・・牧口先生が『創価教育学体系』を発刊(創価学会の創立記念日)

・昭和20年(1945年)〔 45 〕・・・戸田先生が2年の獄中生活を耐え抜き出獄。学会の再建に着手。昭和32年の同じ日、池田先生が大阪府警に不当逮捕される(大阪事件)

・昭和26年(1951年)〔 46 〕・・・戸田先生が第2代会長に就任。昭和35年の同じ日、池田先生が第3代会長に就任

・昭和33年(1958年)〔 47 〕・・・戸田先生から後継の青年、なかんずく池田先生に広宣流布の大願が託される

ア、3月16日
イ、5月3日
ウ、7月3日
エ、11月18日

「日顕宗を破す」について、〔48〕~〔50〕に入る正しい言葉を、ア~ウから選びなさい。解答番号は[48]~[50]

● 大聖人の「大願とは〔 48 〕なり」との仰せのままに、世界広布に邁進しているのが、創価学会です。

● 現代において、「しかず、かの万祈を修せんよりは、この〔 49 〕を禁ぜんには」の〔49〕とは、日顕宗のことです。

● 日興上人は、「日興遺誡置文」で、「時の貫首たりといえども、仏法に相違して〔 50 〕を構えば、これを用うべからざること」と、自分勝手な主張をする法主を用いてはならないと断言されています。

ア、法華弘通(ほっけぐつう)
イ、一凶(いっきょう)
ウ、己義(こぎ)

▲以上問5▲
【問5の解答】
〔44〕=エ・〔45〕=ウ・〔46〕=イ・〔47〕=ア・〔48〕=ア・〔49〕=イ・〔50〕=ウ。