任用試験の教学入門と仏法の研鑽

任用試験の出題範囲について

創価学会教学部の任用試験・出題範囲は大きく次ぎの3つの項目(パート)から成り立っています。

①御書3編 ②教学入門 ③世界広布と創価学会

御書3編については、任用試験の年度によって異なっていますが、「教学入門」と「世界広布と創価学会」の学習内容については不変です。

当ブログでは、任用試験対策という意味合いも含め、「教学入門」と「世界広布と創価学会」の学習内容を掲載していますが、これらについては【永久保存版】と言っても良いでしょう。

なお、各学習項目(ほぼページ毎)では、これだけ学べば「任用試験の合格ライン」という目印に、「▲任用試験の「○○○○」は以上を覚えれば合格!▲」という一行を付しています。

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「御書3編」とは何か

御書3編とは、日蓮大聖人御書全集から抜粋された3編の御書を言います。

機関紙・大百蓮華(月刊誌)に掲載される毎月の「座談会御書」から3ヶ月分が出題されます。そして、その3ヶ月分とは、任用試験が開催される年に発刊・掲載されたものからとなります。

御書の研鑽は何度も声に出して読むことが重要です。座談会御書の範囲は長いものではなく、また、大百蓮華には丁寧な解説がされているので、座談会に参加する前に研鑽して臨みたいものです。

「教学入門」とは何か

教学入門とは、日蓮大聖人の仏法を学ぶ上での基礎となる「仏法用語」等を学んでいきます。そのどれもが、信仰の実践に直結した重要なもので、掘り下げていくと非常に深く・広いものとなりますが、任用試験程度においては、概要と概念の骨格を学んでいきます。

教学入門の各項目は、任用試験が実施される年によって、一部くくりわけ(カテゴリー)に若干の違いはありますが、小項目の内容については、同様の内容となっていて、以下のとおりです。

◆ 日蓮大聖人の御生涯

◆ 南無妙法蓮華経

◆ 十界論と一生成仏
・一生成仏(成仏とは)
・相対的幸福と絶対的幸福
・十界論

◆ 信行学

◆ 三証

◆ 立正安国と広宣流布
・立正安国
・広宣流布

◆ 難を乗り越える信心
・三障四魔
・三類の強敵

◆ 宿命転換
・宿命転換
・転重軽受
・願兼於業

◆ 信仰と実践
・功徳と罰
・諸天善神
・異体同心
・信心即生活
・人の振る舞い

↑以上・「教学入門」で学習する全項目。

「世界広布と創価学会」とは何か

世界広布と創価学会 では、以下の項目を研鑽していきます。

  1. 創価学会の歴史
  2. 日顕宗を破す

朝晩の勤行での御観念文・広宣流布祈念に「創価学会初代、二代、三代の会長を広布の指導者と仰ぎ、その死身弘法の御徳に報恩感謝申し上げます」とあります。創価学会の歴史を学び、より深い御祈念として参りたいと思います。

『悪を滅するを功と云い善を生ずるを徳と云うなり(御義口伝巻下 762ページ)』とあります。功徳とは、悪を滅し善を生ずることであり、根本悪の破折(悪を責める)なくして真実の仏法はありません。「日顕宗を破す」の研鑽によって、その法理を学びます。

以上が、任用試験・出題範囲の概要となります。

なお、平成26年度(2014年)の任用試験[11月23日(日)に実施]から、マーク方式(マークシート方式)による出題と回答が導入され、今後も継続されます(任用試験以外の上位・教学試験ではマーク方式は実施されない)。