創価学会の記念日と広宣流布の歴史

婦人部の結成65周年の6月に決意を新たにしました

創価学会の記念日一覧表

昭和26年(1951年)の6月10日、戸田城聖第二代会長の下、第1回の本部婦人部委員会が開催され、この日をもって、婦人部の結成となり、記念日『婦人部の日』の誕生となりました。婦人部こそ、四者(壮年・婦人・男子・女子)の中で第一に結成された「部」であります。

本年、平成28年6月は婦人部結成65周年です。以下、婦人部の日に寄せた池田先生の指導に決意を新たにした次第です。

『大聖人の仰せ通り妙法を弘めゆく地涌の行動は、命を慈しみ育む母の慈悲と一体不二なのだ』とは、池田SGI会長の巻頭言(大百蓮華平成28年6月号)のお言葉です。

これは、第二代・戸田先生が会長に就任なされた当時、良くご一緒に拝読された御書「諫暁八幡抄(かんぎょうはちまんしょう)」の次の御文を紹介されてのお言葉です。

「今日蓮は去ぬる建長五年癸丑四月二十八日より今年弘安三年太歳庚辰十二月にいたるまで二十八年が間又他事なし、只妙法蓮華経の七字五字を日本国の一切衆生の口に入れんとはげむ計りなり、此れ即母の赤子の口に乳を入れんとはげむ慈悲なり(御書:諫暁八幡抄585ページより)」

勇気をもって仏法を実践していくことが慈悲に通じる

『妙法を弘めゆく地涌の行動』とは、折伏・弘教をはじめ広宣流布のための学会活動万般における行動と言ってよいでしょう。

部員さんとの対話も含め、友人・知人との対話においても、お相手の状況によって簡単には行かないと感じることが多々あります。

そのような時の自らの一念・生命・思いとは、あきらかに一歩引いている状態であると思います。にもかかわらず、その『行動』自体は「赤子の口に乳を入れんとはげむ<母の>慈悲」と一体であると仰せなのです。

諫暁八幡抄を拝しての巻頭言の指導に触れることがなければ、このように崇高な慈悲の行動であるとは、私自身、到底、自覚できるものではありませんでした。

かつて、戸田第2代会長は、つぎのように語っています。

「仏法の真髄は慈悲であるが、凡夫においては、勇気をもって仏法を実践していくことが慈悲に通じる。仏は『慈悲』で、凡夫は『勇気』で人を救っていくのだ」

御書にも、次のようにあります。

「但し御信心によるべし、つるぎなんども・すすまざる人のためには用る事なし、法華経の剣は信心のけなげなる人こそ用る事なれ鬼に・かなぼうたるべし、日蓮がたましひをすみにそめながして・かきて候ぞ信じさせ給へ、仏の御意は法華経なり日蓮が・たましひは南無妙法蓮華経に・すぎたるはなし(御書:経王殿御返事1,124ページより)」

勇気をもって、信力・行力を奮い立たせて仏力・法力を顕現させていくのが、大聖人の仏法です。

勇気の行動をもって、「赤子の口に乳を入れんとはげむ<母の>慈悲」という、崇高な境涯を開きつつ前進していきたいと決意した次第です。