仏法の究極の目的は、現実の上に成仏の境涯を打ち立てていくことです。
日蓮大聖人の仏法では、その為に、悪を滅し善を生じさせていくべしと説きます。そして、四箇の格言こそ、悪を滅する慈悲の所産なのであります。
この記事では、筆者の実例と体験も交えーー
- 真言宗の家系で男が立たないとはどういうことか?
- 真言亡国・禅天魔の理由と根拠とは?
という点に触れ、四箇の格言をわかりやすく述べています。
是非、最後までご覧下さい。
真言宗の家系で男が立たない?実例と体験や真言亡国・禅天魔の理由と四箇格言をわかりやすく!
この一生において、自分は何を行い、何を語り、何を思ってきたのか。その身口意の三業にわたる、総決算によって、三世永遠の生命の軌道が決まっていく。
だからこそ、日蓮大聖人は、広宣流布のために、祈り、語り、動く、その一切が、我が一念に功徳善根となって納まる、と教えられているので⬇️ pic.twitter.com/v6Lpaoufcz— かんまん (@kYl585s7WgnyCBc) August 25, 2023
真言宗の家系では男が立たない。つまり、特に長男の場合、早死に(若死に)や行方不明となる。日蓮宗系の宗教で、そのように言われているのは、日蓮宗の教祖である日蓮大聖人が宣言された、「四箇の格言(しかのかくげん)」の内容が根拠となっています。
男が立たない(長男が立たない)件については、「真言亡国」という四箇の格言の一つが根拠となっているのですが、その意味を極めて簡単にわかりやすく述べていきたいと思います。
しかし、それだけでは「都市伝説」に終わってしまいますので、その体験を我が身で感じ、多くを目にした筆者の経験から、また、創価学会名誉会長の池田大作氏の指導も交えてご紹介していきたいと思います。
釈尊(お釈迦様)は、全人類と万物に具わる仏性(仏の生命)を現実に顕していく方法を法華経で説き明かしました。そして、その方法を釈尊滅後の末法という今の時代に自ら実践し、示されたのが日蓮大聖人です。
成仏の境涯をいかに現実のものにするか。それこそが仏法の肝心であり根幹です。
その日蓮大聖人が他宗に対して宣言されたのが「四箇の格言(しかのかくげん)」です。一般には、「他宗攻撃」の代名詞にもなっています。
四箇の格言とはーー
- 念仏宗では、成仏の要法である法華経を「投げ捨てよ」としている。故に「念仏無間」。
- 禅宗では、禅の修行で覚知出来れば経文は無用の長物と説く。故に「禅天魔」。
- 真言宗では、釈尊では無く大日如来を本仏として立てた。故に「真言亡国」。
- 律宗では、民衆の成仏を無視して、時の幕府に重用されたい行いに走った。故に「律国賊」。
つまり、四箇の格言とは、成仏の要法(法華経の教え)を否定する諸宗への、止むにやまれぬ破折であったのです。
仏法とは、宇宙を貫く生命の法則です。法則に中途半端やいい加減は存在しません。新・人間革命 飛躍の章には、峻厳な仏法による成仏の成就について、次のようにありました。
身・口・意をもって、本気で信心を全うし抜かなければ、謗法と等しく、一生成仏はありえないのだ。
だからこそ、山本伸一は、信心という面では、弟子たちに厳しく言い切っていかなければならないと思った。
仏法の峻厳さがわからず、一生成仏への道を踏み外すことになれば、結果的に無慈悲になってしまうからだ。
彼は大切な同志を、誰一人として、落としたくはなかったのである。
日蓮大聖人の四箇の格言もまた、大慈悲からのお言葉と拝されます。
かつて、創価学会の指導に、真言宗の家系では、「長男が立たない」、というものがありました。
世間一般には「何それ?」と言われそうな指導ですが、振り返れば、私の親族周辺には、該当することが多々ありました。
●●家は代々、天台密教、つまり実質・真言宗の家系です。
私の祖父は●●県で医院を開業し名を成しましたが、元々は造り酒屋の長男で、酒屋は祖父の姉が継いでいます。
その祖父が、●●家の先祖に関する一書を遺していて、足利義光の忍者の家系だったらしい事。また、祖父の四代前まで、長男が生まれても若死にか行方不明であると記されていました。
改めて、私が知る限りの家系筋の長男の状況を記してみます。
祖父の子供で男子は、私の父とその兄です。兄に子供は無く、肺癌で亡くなりました。
私が男子部時代、父の兄を折伏し、狂ったように猛反対されたのが昨日のことのようです。
祖父の娘(叔母)の長男(従弟)は、くも膜下出血で未婚のまま36歳で亡くなりました。
叔母の家は座談会場という活動家一家でしたが後に退転。その後、叔母の夫は心の病を発症して働けなくなりました。
私の家が家族揃って入会して2年後のこと。
父が建設現場で突如、尿管結石の激痛に見舞われて現場を離れました。その直後、その場にいた方が倒れた木材の下敷きになり亡くなりました。九死に一生を得た父は、当時36歳でした。
そして私自身、11年前の職場でのこと。高圧の消火栓を点検していた際、強烈な破裂音と共にバルブが外れ、「ヒュン」という擦過音と共に私の左耳をかすめ、数十メートルも上空に飛んで行きました。
頭蓋骨に当たっていれば、そっくりもっていかれるところでした。
そんな、私も今年7月で6●歳になります。
●●家の家系筋で、長男にして、この歳まで長生きが記録されているのは私のみです。
今後とも、信心根本に、●●地区の皆様と共に、出来るだけ長生きをしたいと念願しています。
以上。