町長選挙

岐阜県御嵩町のリニア残土受け入れはない?福井氏中止・渡辺氏白紙の町長選挙を予想!

リニア中央新幹線の建設工事に伴う「残土」の受け入れ候補地として「岐阜県御嵩町」が計画されている件については、2014年8月には判明していたのですが、地元住民の納得が得られないまま現在に至っています。

 

そんな中、受け入れ前提派の現職町長が退き、残土受け入れ中止・白紙を唱える新人候補が2023年6月25日投票の御嵩町長選挙に立候補しています。

 

  • 今後、リニア残土の受け入れはないことになる?
  • 新人候補の福井俊雄氏と渡辺幸伸氏のどちらが当選する?

 

選挙結果の予想も兼ねて、御嵩町のリニア残土受け入れの今後について調査してみました。

最後までご覧いただけると嬉しいです。

(岐阜県御嵩町)JR東海・リニア中央新幹線の残土受け入れで問題勃発?町長選挙の行方が気になる!

 

JR東海によるリニア中央新幹線の建設工事については、かねてより、残土問題がクローズアップされています。

 

残土問題とは、リニア中央新幹線のトンネル工事で発生する残土の処理問題です。岐阜県多治見市の処分場に搬入された残土について、環境基準を超えるヒ素とフッ素が検出されたことがあったり、各地で処分場の問題や自然保護との調整が必要など、複数の問題が報じられています。

 

そんな中、岐阜県御嵩町でも、残土受け入れについて、町民側から反対意見が相次いでいます。

 

御嵩町では、2022年5月から2023年3月にかけて、有識者を交えJR東海担当者と協議するオープンな「フォーラム(会合)」の場を設けて来ましたが、渡辺公夫町長は、残土受け入れを前提に「町や町民がJRに安全性をただす場にしたい」などと提案。

また、残土搬入の計画地が「国選定の重要湿地」である「美佐野ハナノキ湿地群」であるという事実を知りながら、当初、それを黙っていたJR側の姿勢にも批難が集中しています。

 

こういった「受け入れ前提」への道筋に、町民からの反発が相次ぐに至ったのです。

 

ニュースソースは以下となります。

 リニア中央新幹線のトンネル工事で出る残土を巡って、対応に注目が集まる岐阜県御嵩町で、町長選と町議選(定数12)が20日に告示される。

引用先:朝日新聞デジタル

 

このような情勢の中、2023年6月25日投票の「御嵩町長選挙」が迫ってきました。

【関連記事】

御嵩町長選挙2023 開票結果速報(情勢と候補当選者一覧)

 

御嵩町長選挙2023では、4期務めた渡辺公夫町長(69)は、残土受け入れ問題の決着を先送りして引退。

新人の2候補が立候補しての選挙戦となりました。

 

2候補共に、「地元の意向に沿った対応」を掲げており、その点、甲乙つけ難く、リニアの残土受け入れ問題が今後どうなるか、県や国レベルからも注目の対象となっています。

岐阜県御嵩町のリニア残土受け入れはない?福井氏中止・渡辺氏白紙の町長選挙を予想!

 

2023年6月25日投票の御嵩町長選挙には、「地元の意向に沿った対応」を公約に掲げる新人候補が出馬していますが・・。

 

  • 地元の意向=受入反対が多い?

 

と考えられるので、御嵩町のリニア残土受け入れ自体が「御嵩町」として拒否される可能性も出て来るのでしょうか?

 

 

町長選に立候補している新人の2氏(無所属)とはーー。

  1. 元岐阜県総務部次長の渡辺幸伸氏(55歳)・候補名:渡辺ゆきのぶ
  2. 元町議の福井俊雄氏(68歳)・候補名:福井としお

 

御嵩町には、地元の全16自治会でつくる「上之郷地区リニアトンネル残土を考える会」という組織が存在していて、残土受け入れを前提にした、これまでの町政に異議を唱えています。

 

そんな御嵩町住民の意見を代表する存在から見て、どちらの候補の当選が望ましいのか?

福井・渡辺両氏のいずれかが当選した場合でも、住民重視の話し合いが反映されるものとみられ、現地の詳細な選挙情報の報道も無いので、なんともいえません。

 

渡辺幸伸氏については、県議会からの推しもあるようです。

 

組織票的に・・・渡辺幸伸氏が有利な気がしますが・・。

 

岐阜県御嵩町のリニア残土受け入れはない?自然保護と大型開発の両立が気になる!

 

JR東海のリニア中央新幹線の建設工事に伴う残土受け入れについて、「長野県御嵩町」が候補地になっていますが、残土搬入の計画地が「国選定の重要湿地」である「美佐野ハナノキ湿地群」であるという問題が浮上しました。

 

これに対して開発側のJR東海はいくつかの案を出していますが、それで「湿地郡」は保全されるのか否か?

 

JR側の提案と自然保護の専門家の意見を簡潔に整理してみました。

【専門家意見】

生物多様性の保全や地域の将来を鑑み、研究者としては計画の見直しが望ましい。

【JRの対応】

80本ある成木のうち、24本程度が伐採されると推測。

【専門家意見】

個体数の減少は雌雄のバランスを損ない、花粉と種子ができる木の本数を減らす可能性がある。

【JRの対応】

ハナノキの群生地への残土搬入は避ける。

【専門家意見】

数百年レベルでみると、ハナノキは湿地などを移動しながら個体群を維持してきた。受け入れ候補地の谷間が残土で埋まる可能性があり、将来的な個体数の縮小や衰退が懸念される。

【JRの対応】

幼木を移植する計画。

【専門家意見】

移植による保護は古い考え方。遺伝的な多様性の保全の観点から慎むべき。美佐野地区のハナノキと、他地域のハナノキとは遺伝的な系統が違う。美佐野地区のハナノキを他の系統の自生地に移植すれば、遺伝的な攪乱が生じる。

遺伝的な系統が多様であることが、将来的な環境変化にも柔軟に対応できるということ。

以上、朝日新聞デジタル より、引用整理。

 

「美佐野ハナノキ湿地群」の遠い将来を見越しての保護の観点から、専門家の方は、計画の見直しを述べていますが・・。

「美佐野ハナノキ湿地群」の周囲の環境に変化を及ぼす行為に関しての見直し、ということになりますね・・。

結果として、残土受け入れ反対、というのが「美佐野ハナノキ湿地群」のため、ということかと・・。

まとめと関連記事のご案内

岐阜県御嵩町のリニア残土問題と町長選挙についてまとめてみました。

以下は、2023年6月25日が投票日の地方選挙です。

町長選挙1、市議会議員選挙1、町議会議員選挙8の合計10の選挙が実施されます。

 

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