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受持即観心|青年教学3級(初級)・御本尊と受持即観心

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「受持即観心(じゅじそくかんじん)」は青年教学3級試験(教学部初級試験)の出題範囲です。この記事では、観心、受持、そして受持即観心とはについて要点をまとめています。文末には、当該範囲の練習問題と解答を掲載しています。

仏の出世の本懐(仏がこの世に出現した目的)は、一切衆生に内在する「仏の境涯」を開かせること。日蓮大聖人は、受持即観心によって、それを成し遂げられた。

観心とは自身の心に具わる十界を見ること

一念三千の法理(理の一念三千)を説いた天台大師は、「自己の心を深く見つめていく」ことによって。自身の心に十界互具・一念三千の諸法が具わっていることを覚知、自身の心に仏性を見出した。

このように、心を定め智慧を開いていく瞑想(めいそう)によって、自身の心を見つめていく仏道修行を「観心(かんじん)」という。

天台大師は、観心による具体的な実践方法を摩訶止観に著したが、現実には優れた能力と努力を要し、覚りに到達出来る者は極めて稀(まれ)であった。

受持とは十界具足の御本尊を信じること

天台大師の観心の修行に対して、日蓮大聖人は、いかなる人でも成仏できる方法を説かれた。それは、南無妙法蓮華経という「あらゆる仏が成仏する時に覚知した【根源の法】を顕された御本尊を信じ【受持】して題目を唱えていくという方法であられた。

受持即観心

これまでの仏道修行では、成仏の修行は「観心」によってなされるものとされていた。これに対し、日蓮大聖人は、南無妙法蓮偈経の【受持】によってなされると説かれた。御書には次のように仰せ。

「釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す我等此の五字を受持すれば自然に彼の因果の功徳を譲り与え給う(如来滅後五五百歳始観心本尊抄・御書全集246ページより引用)」

この御文では、末法の衆生は、南無妙法蓮華経の御本尊を受持することで、釈尊が修行で積んだ仏因の功徳と仏果の功徳の全てを自身に譲り受けることができると仰せ。

池田先生(山本伸一)指導 ⇒ 観心本尊抄・受持即観心|御書全集 246ページ

▲要点まとめは以上▲

受持即観心の練習問題

【問1】瞑想(めいそう)して自身の心を見つめていく仏道修行を何というか?

【問2】「日蓮大聖人は、いかなる人でも成仏できる方法を説かれた。それは、南無妙法蓮華経という「あらゆる仏が成仏する時に覚知した根源の法を顕された御本尊を信じ【 A 】して題目を唱えていくという方法であられた」、の文の【A】に入る言葉は何か?

【問3】「釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す我等此の五字を【 B 】すれば自然に彼の因果の【 C 】を譲り与え給う(御書全集246ページ)」,、の御文の【B】と【C】に入る言葉は何か?

<練習問題の解答>

問1:観心(かんじん)
問2:受持(じゅじ)
問3:B⇒受持、C⇒功徳

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