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【平素のご無沙汰をお詫び申し上げます】意味と文例(年賀状の挨拶で不義理に一言)

年賀状を書く時期になって思いつくのが、ご無沙汰している方々ではないでしょうか。

お世話になった方、親戚、遠方の友人・知人など、せめて年賀状でご挨拶をしなければ・・という気持ちが募るのでは。

 

その気持ちは一言で言えば「平素のご無沙汰をお詫び申し上げます」なんでしょうがー

 

  • お詫びの無難な文例は?
  • 「平素のご無沙汰をお詫び申し上げます」の本来の意味は?
  • 不義理を解消する一言とは?

 

これらの気になる点について調査し、整理して掲載しています。

最後までご覧いただければと存じます。

年賀状【平素のご無沙汰をお詫び申し上げます】お詫びの無難で一般的な文例

ご無沙汰を解消するにあたり、年賀状は書かないより書いて出した方が良いのは、そのとおりでしょう。

ネットの普及で、年賀状を書く人が年々減っている昨今ですが、「年賀状を書く」という日本の伝統は、見方によっては、利用する価値のある文化ではないでしょうか。

 

ご無沙汰している方へ、年賀状を出そうと決意された方へ、まずは、一般的でかつ無難な文例を以下にお示しします。

 

文例1▼
平素はご芳情を賜りながらご無沙汰いたしましてお詫び申し上げます
皆様におかれましてはお健やかにお過ごしのことと存じます
またお会いできる日を楽しみにしております

文例2▼
大変ご無沙汰しておりますが皆様お元気でお過ごしのことと存じます
本年も希望に満ちた年でありますよう心よりお祈りいたします

文例3▼
昨年中は忙しさにかまけすっかりご無沙汰いたしまして申し訳なく思っております
今年こそはぜひ一度お目にかかりたいと存じております
本年もよろしくお願いいたします

文例4▼
平素のご無沙汰をお詫び申し上げます
皆様にとりまして幸多き一年となりますよう
心よりお祈りいたします

文例5▼
平素はご芳情を賜りながらご無沙汰いたしましてお詫び申し上げます
皆様におかれましては健やかにお過ごしのことと存じます
本年も倍旧のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます

文例6▼
昨年中は多忙にまぎれすっかりご無沙汰いたしまして申し訳なく思っております
久しくお会いしておりませんが皆様お変わりありませんか
またゆっくりお会いできるといいですね
本年も希望に満ちた年でありますよう心よりお祈りいたします

文例7▼
長らくご無沙汰いたしまして申し訳なく存じます
いつぞやは大変お世話になりありがとうございました
皆様のなお一層のご健康とご多幸をお祈り申し上げます

 

文例に必ず登場する「ご無沙汰」という言葉ですが、疎遠を詫びる時に必ず使うものかと思いますが、本来の意味が気になりました。

年賀状【平素のご無沙汰をお詫び申し上げます】の意味について

疎遠になっている方々に、そのことを詫びる時、手紙ばかりでなく、話し言葉でも使う「ご無沙汰」って、本来、どんな意味があるんでしょう?

 

年賀状を書く時期にあたり、確認してみることにしました。

 

「ご無沙汰」の「沙汰」は便り、知らせという意味なので、「ご無沙汰」で、便りがございません、知らせがございません、長く会っておりませんという意味になります。使用する状況は、長く訪問していなかったことや、便りを書かなかったこと、様子を知らさなかったことに対する詫びをしたいときに使います。目上の方にも、ビジネス上でも使える言葉です。

引用先:「ご無沙汰」の使い方や意味

 

あえて細かく確認するとーー

  • 沙汰(さた):「便り」、「知らせ」のこと。

 

なので、それが無い(ご無)ということはーー

  • 便りがございません
  • 知らせがございません
  • 長く会っておりません

なので、ごめんなさい(お詫び申し上げます)ということになるのですね。

 

ちなみに、「平素」とは、「ふだん。つね日ごろ」という意味です。

現在の日常生活が「無難に送れている」ことも、これまでお世話になった方々や近親者のおかげです。

 

「恩を知る」、報恩感謝の心こそ、人としてあるべき最高の心構えである。そのように、道徳や仏教の教えなどで耳にします。「恩を知る心」ーー。

これがちゃんとしていれば、戦争や犯罪や争いごとも地球上からなくなるのではないか・・そう思います。

年賀状で不義理を解消するためのポイントや一言について

一般的で、かつ無難な文例を使い「年賀状」を出しておけば、一応問題は無いわけです。
しかし、ご無沙汰の度合いや「不義理の程度」によっては、ちょっと「無機質で心がこもっていないのでは・・」と思われる「お相手」もいらっしゃる場合があるかと。

 

そんなケースも加味して、年賀状を書く際に「一言を添える」ポイントについてまとめてみました。

まず、当たり前のことから、意識していきます。

お相手を傷つけてしまう内容は無いかを確認

今、いかがお過ごしか?気になるお相手ほど、プライベートに興味もあるかと思われますが、踏み込み過ぎたお伺いの場合、お相手を傷つけてしまう可能性があります。

最後の触れ合いの時のお相手の状況が良くなかった場合は、そのことには触れない。

昇給や就職活動、結婚や妊娠などについて話題の場合、相手が置かれている状況によっては辛い気持ちにさせてしまう可能性があるので、十分配慮します。

ネガティブ(否定的)な内容になってはいないか

自身の近況が厳しく、例えば「不況の波をうけて失業」などと書いてしまうのはいけません。

お相手が「どのような返事を書けばよいか戸惑ってしまうようなメッセージ」は断じて避けます。

年賀状は、新年を迎えるおめでたい便りというのが根本なので、ネガティブな内容を書かないことが重要です。あくまでも、相手の気持ちが沈んでしまうような内容は書くべきでないのです。

出す方の自分自身がどうあれ、お祝いのメッセージこそ年賀状の基本です。

無難に近況を伺い「記念をお祝いする」一言を添えます

無難にお相手の近況にお伺いを立てる表現が出来たらさらに、何かの記念をお祝いする一言(メッセージ)を添えることで、年賀状の内容は引き立ちます。

 

  • 健康を気遣う一言
  • 記念日をお祝いする一言
  • を添えてみてはいかがでしょうか。
  • 結婚の節目をお祝い
  • 30歳や40歳など年齢の区切りが良い年だった場合にお祝い
  • お子さんの入学・就職などの節目をお祝い

 

ただ、これらのことは、想像で書いてしまい相手を傷つけてしまうと逆効果!なので、確認出来ている事を「お祝い」するように、細心の注意が必要な場合もあります。

「上手に書けた」よりも「気持ちを込めて書けた」が重要

年賀状のみならず、模範的な文例に則り(のっとり)上手に書ければ良い、とは誰もが思うでしょう。

年賀状の文例を探す行為そのものが、上手に書くための悩みの解消とも言えるかもしれません・・。

しかし、「上手に書こうとする必要はない」のです。

 

お相手を思いやる、「素直な気持ちを込めた一言」を添えることこそ、印象に残るよい一言(メッセージ)になり、絶大な効果を発揮します。

気持ちを込めてお祝いし、ネガティブな表現は避けてプライベートに立ち入らない。これらが全て守られている事こそ、年賀状の根本です。

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