功徳と体験談

1時間唱題(3000遍)の効果は?毎日3時間で100日後には百万遍のお題目!

日蓮大聖人の御書に説かれるとおりの仏法の実践と信心を継承する創価学会では、勤行とは、法華経という経典の重要部分を唱えることと、南無妙法蓮華経と唱えることの双方を指しています。

 

南無妙法蓮華経と唱えることを、お題目を唱える、あるいは「唱題」といいますが、それは、法華経という経典の題目が「妙法蓮華経」であるからです。そして、南無妙法蓮華経には、「妙法蓮華経」に「南無する」すなわち「帰依する帰命する、全面的に心服随従する」といった意味があります。

 

そのお題目について、「1時間唱題」ということが良く言われます。1時間にわたってお題目をあげる(唱える)ということです。なぜ、1時間なのでしょう?

 

  • 1時間唱題とよく言われる理由は何か?
  • 1時間唱題のお題目で回数は3000遍になるか?
  • 1時間唱題の効果は?どうなるのか?
  • 毎日3時間で100日後には百万遍になるか?
  • 百万遍のお題目で本当に願いが叶うのか?

 

これらの諸点について調査し考察してみました。是非、ご覧ください。

1時間唱題のお題目で3000遍唱える効果は?1遍でも功徳があると言うがやはり数なのかを調査!

 

「1時間唱題」という以上、これは、どれだけお題目の回数をこなすのかということになります。あえて1時間ということは、1時間に唱える題目の回数が重要であるとの意味ともとれますね。

 

お題目は一遍でも無量の功徳があるといわれ、かたや、数(回数)もフォーカスされます。「題目は数なのか?」。これは、永遠のテーマであるかもしれません。

 

御本仏日蓮大聖人は仰せです。

『是を信じて一遍も南無妙法蓮華経と申せば法華経を覚て如法に一部をよみ奉るにてあるなり、十遍は十部・百遍は百部・千遍は千部を如法によみ奉るにてあるべきなり、かく信ずるを如説修行の人とは申すなり(御書全集411頁・十如是事より引用)』

 

この仰せでは、一遍の題目に秘められた重要性について述べられたものと拝されます。しかしながら門下には、次のように仰せです。

 

『日蓮が弟子と云つて法華経を修行せん人人は日蓮が如くにし候へ(御書全集989頁・四菩薩造立抄より引用)』

 

日蓮のように実践しなさい。この事の持つ意味には、あまりに厳しいものがあります。ご生涯を通じて示された、流罪・死罪を乗り越えられた実践活動。それがいかに厳しいものであったか・・。

 

さて、池田先生(創価学会の池田大作名誉会長)の勤行に関する指導が創価学会のホームページで紹介されていますが、ここでは、大要、次のように述べられています。

毎日の心のトレーニング

真剣に勤行・唱題を続けたら、どれほど素晴らしいか。全部、自分のためです。義務ではなく、自分の権利です。
(中略)
勤行という行に励むことは、毎日の「心のトレーニング」です。自分自身の生命を清浄にし、エンジンをかけ、軌道に乗せていくことです。心身ともに回転を促し、リズムを整えていくのです。(「青春対話」『池田大作全集64』収録)
(中略)
まず御本尊の前に座ること

勤行をするのは“自分のため”である。
(中略)
だれが見ていなくとも、御本尊が全部、見ておられる。(『池田大作全集86』)
(中略)
全宇宙の仏・菩薩・諸天を味方に

勤行・唱題は、小宇宙である自分自身を、大宇宙の根本のリズムに合致させゆく崇高な儀式である。

題目をあげるということが、どれほど、すごいことか。すべての仏・菩薩、諸天が味方になるのである。
(中略)
心からお願いする
「親が子どもを捨てないように、子どもが母から離れないように」、そのように自分の心を御本尊の中に入れて、「実現させてください」と真心から祈ればいいのです。その祈りが、必ず、力を与えてくれる
(中略)
居眠りしながら祈るのではなく、真剣さが大事です。「ああ、すっきりした」と自分が満足するのが第一義です。その一日一日の積み重ねが、自然のうちに、一番いい方向へと人生を開いていくのです。(「青春対話Ⅱ」『池田大作全集64』収録)

出展:池田大作先生の指針 ―― 勤行・唱題について |祈り 勤行・唱題|新会員の友のために

 

以上の指導では、「お題目の回数」については、全く触れられていません。

しかしながら、この記事では、お題目の回数という観点から、以下の命題に応えていこうと思います。

 

  1. 1時間唱題と言われる理由。
  2. 1時間唱題でお題目の回数は3000遍になるかどうか。
  3. 1時間唱題の効果とは何か。
  4. 毎日3時間で100日後には百万遍になるかどうか。
  5. 100遍のお題目で本当に願いが叶うのかどうか。

1時間唱題でお題目は3000遍になる?唱えるとどんな効果があるかに迫る!

 

創価学会を退会(脱会)して、「元創価学会幹部」と称して、創価学会を誹謗中傷する人たちが居ます。その是非は度外視しても、こういった人たちは殆ど全員、勤行・唱題は疎かです(断言)。1時間唱題と言う命題以前の問題です。

 

学会の真面目な活動家は、徹底してこの「読経・唱題」を欠かしません。しかし、不祥事を犯した人たちの「99.9%」は、この「読経・唱題」をしなくなっています。

出展:【石原さとみの結婚】旦那(交際相手)と丸1年間・スクープなし(ゼロ)の理由は?創価学会員の真相もチェック!

 

本題です。1時間唱題とよく言われる理由はなんでしょう?

 

実践すればすぐわかることですが、ある程度早いペースで「題目をあげる」と、1時間でおよそ「3000回のお題目」を唱えることが出来ます。

お題目は朗々とあげようとされています。「朗々と」とは、はっきり明快にという意味です。人によっては、これを意識して唱えると3000遍には達しません。

 

結局、1時間唱題とは、3000編のお題目をあげようということですが、どうして3000遍なのでしょう?

 

永年の体験から来る実感としては、10分・15分のお題目に比べて、1時間強で3000遍の唱題を終えると、明らかに、内面の躍動感が違います。

残業続きで、身も心もで疲れ果てていた時期、この3000遍を実践して乗り越えることが出来ました。あきらかに、直面する現実を乗り越える力があったと思えてなりません(あくまでも個人の感想です)。

 

前述の池田先生の指導では、お題目の数(回数)に触れられていませんが、学会活動の現場では、折りの触れての池田先生の指導が昔からあり、そこでは、現実にお題目の数に触れられています。

 

毎日三千遍の題目をあげて行こう、その一日三千遍の題目があがると生命の回転が始まって来るのだ。
生命がきれいになって来るのだ。
三千遍の題目があがると、学会のリズムになって来る。

常に三千遍あげれば、それだけ生命力が豊かになり、それ自体が行力になって来る。

ともかく、この半年間が勝負だ。就中二~三ヶ月が勝負だ。題目をあげて魔を打ち破っていこう。

仏道修行で一番やさしいのは題目だ。又、仏道修行で一番むずかしいのは題目だ。

しかし、一切の勝利の源泉、福運の源泉は題目にある。

[以上、池田先生の指導]

 

1時間唱題のお題目で3000遍になるかどうかは、個人個人の問題ですが、「3000遍」のお題目を称して「1時間唱題」と理解すればよいかと思います。

 

「三千遍の題目があがると、学会のリズムになって来る。」という指導は、聞く人によって様々かもしれませんが、「妙法という宇宙運行のリズム」の乗っていけるということなのです。

そして、そのことこそ、【1時間唱題の効果】と言えると思います。

毎日3時間のお題目を唱えるとどうなる?100日後には百万遍で願いが叶う!

毎日3時間のお題目で、100日後には百万遍になるのか?これも昔から創価学会の指導で耳にすることです。

 

 

毎日3時間ということは、単純には、1時間3000遍の唱題では、回数が「9000遍」ですが、【1日に1万遍】唱えるという意味です。1日に1万遍なら100日で百万遍に達するのは単純計算ですね。

 

では、なぜ?昔から100万遍に拘るのかですが、それは、100万遍を達成することで、大きな悩みや課題が解決する。あるいは、解決しなくとも、課題やその悩みに挑む気迫が生まれる、あるいは、願いが叶わなかったが、後になって「叶わない方が良かった」ということがわかる、ということからです(あくまでも個人の実感)。

 

結果として、自分独自の人生が拓けていけるということでしょうか・・。

100万遍のお題目でも、池田先生の現場の指導はあります。一部抜粋です。

 

(前略)
疑いがあり形式的であればその唱題は百万遍の題目を唱えたからといっても境涯が開くものではない。
自分自身の発心で一つの目標をかかげて唱題した場合には絶対に開ける。
形式的に嫌々ながらでは何千万遍唱えても境涯は開かない。
本当に苦しんだ時、百万遍の題目を唱えなさい。
(中略)
百万遍の題目を上げきってみて、どういう結果が出るかということを我が身で体験していただきたい。それが論より証拠です。
ああいうことが出来るだろうか、こうだ、ああだと観念的に思ってもしょうがない。
御本尊にぶつかりなさい。
(後略)

出展:疑いがあり形式的であればその唱題は百万遍の題目を唱えたからといって も境涯が開くものではない。自分自身の発心で一つの目標をかかげて 唱題した場合には絶対に開ける。 | 創価学会が大好き

 

創価学会の本部での、ある幹部の指導会で、「ご婦人の部員さんに、毎日仕事のようにお題目をあげているが祈りが叶わない、病気が良くならない、という方がいますが・・」という質問がありました・・。

 

 

男子部の活動で、入会間もない人が「10時間唱題」に挑戦し、ぶっ続けでなんとか達成しました。その人は唱題後に、経営に悩んでいた飲食店のスタッフの下に急行。たまたま同行することになり、自らの責任を明確にし、スタッフも同意するという現場を目の当たりにした経験があります。

 

詳細はわかりませんでしたが、その男子部の方が、明らかに、自らの人生の道を切り拓いたことは確かだったと思えてなりません。

「1時間唱題のお題目で3000遍唱える効果は?」のまとめ

1時間唱題のお題目で3000遍を唱える効果についてまとめてみました。

信心の実践行動(折伏弘教と勤行唱題の実践)と教学の研鑽(御書の拝読と深化)に励みなさい。これが絶えてしまえば「仏法」はないのだと、日蓮大聖人は仰せです。そして、この2つ(行学)は、あくまでも信心から発するものであるとご断言です。

 

実践も活動もただやれば良いのではない。お題目もただ数をあげれば良いのではない。あくまでも信心があるかないか。

 

以信得入(いしんとくにゅう)ですね。

今ある大小の悩みの全てを、真っ向からご本尊にぶつけていく。末法の今、凡夫の信心のの究極は、この姿勢にあるのではないでしょうか。

煩悩即菩提・生死即涅槃とは、そのことではないかと思えてなりません。