平成27年(2015年)の本年、9月27日の日曜日に、創価学会教学部・青年教学一級試験が実施されます。
青年一級の受験者ともなると、青年部の活動家・役職者の方も多くなって参ります。中には、部の地区リーダーと部長が共にチャレンジ、ということもあるかもしれません
『合否は関係なく』などとは言っていられません。なんとしても、研鑽の成果を遺憾なく発揮して、必ずや合格!との一念で臨んで参りたいものです。
観心本尊抄と開目抄が必ず出題される
青年教学1級ともなると、その研鑽内容は質・量共に、他の教学試験内容を圧倒していますが、必ず出題される御書があります。「観心本尊抄(如来滅後五五百歳始観心本尊抄)」と「開目抄」の二つです。但し、1級試験の実施回ごとに「交互」に出題されています。
また、過去の出題状況を見ると、問題は「問1から問5」まであり、筆者の知りうる限りにおいて、問1と問2(5分の2)が、「開目抄」ないしは「観心本尊抄」からの出題となっています。ウェイトも大きいのです。
青年教学1級試験の実施履歴と必須出題御書は以下のとおり
- 昭和62年(1987年)11月実施:第1回目 ⇒ 開目抄
- 平成 2年(1990年) 8月実施:第2回目 ⇒ 観心本尊抄
- 平成 6年(1994年) 6月実施:第3回目 ⇒ 開目抄
- 平成 9年(1997年) 9月実施:第4回目 ⇒ 観心本尊抄
- 平成13年(2001年)10月実施:第5回目 ⇒ 開目抄
- 平成18年(2006年) 3月実施:第6回目 ⇒ 観心本尊抄
- 平成23年(2011年)10月実施:第7回目 ⇒ 開目抄
そして、2015年(平成27年)9月27日実施の1級試験は「第8回目」で「観心本尊抄」から出題されます(2015_08_08現在、大百蓮華 2015年7月臨時増刊号に掲載済)。
さて、過去に「観心本尊抄」が出題されたのは「いつの試験」か?
直近では、「平成18年(2006年)2月実施」の1級試験です。以下のリンク先からご覧下さい。
青年部教学資格1級 平成18年(2006年)2月実施の【問題と回答例】
昔の青年1級試験には口頭試問(面接試験)もあった
筆者は、青年教学1級試験の第1回目から受験しました。当時は筆記試験に加えて面接試験(口頭試問)があり、かなりの緊張を覚えたものです。その1回目、筆記試験は合格したのですが、面接試験で一問も答えられず惨敗・・。
第2回目にもチャレンジし、この時も面接試験がありましたが、かろうじてクリアし、なんとか合格できました。おかげさまで「開目抄」と「観心本尊抄」という重書を2つ、全編にわたり研鑽できたことは、今にして感謝の思いでいっぱいです。
任用試験も1級試験も共に、日蓮大聖人の命脈が通う「本文」のくり返しの拝読が肝心です。頑張って下さい。
【関連リンク】
創価学会教学試験 過去の実施年月(昭和56年以降の履歴)