沼津市長選挙の結果 2018年投開票の速報と情勢

大沼明穂現市長の死去に伴って、静岡県沼津市長選挙が2018年4月29日に実施され、投開票の結果が明らかとなります。なお、任期満了に伴う前回の市長選は、２年前の2016年に実施されました。

投開票の結果が判明しました。下記リンク先を確認下さい。

「2018年の沼津市長選挙」の投開票の結果詳細は下記リンク先から閲覧下さい。
⇒ 沼津市長選挙2018 投開票の結果（立候補者の一覧名簿）

大沼明穂市長の死去に伴って実施される沼津市長選挙には、以下の５名が立候補しています。過去（1957年）の沼津市長選挙で６名が出馬という最も多い立候補数の記録がありますが、今回2018年実施の市長選挙での５名出馬はそれに次ぐもので、いずれにしても多数乱戦の様相を呈しています。

山下富美子氏（元市議）
加藤元章氏（元市議）
渡辺大輔氏（人材派遣会社社長）
頼重秀一氏（元市議）
土倉章晴氏（道路企画会社会長）

市長選挙の状況としては、前市長の死去によって実施される選挙であるため、立候補者の各陣営共に、選挙戦の準備期間が短期であるということ。

今回の市長選の最大の争点は、「JR沼津駅の鉄道高架化事業」であるものの、推進派と反対派共に、票の一本化が叶わぬ中での選挙戦への突入となっており、各陣営とも有権者の動向を読み切れていない状況です。

とはいえ、元市議の３氏については、支援団体や後援組織があるので、頭ひとつリードしているとの見方はできるでしょう。

以降、この記事では、沼津市の将来の行方を占う、沼津市長選挙2018の当選・落選の当開票結果と立候補者の情勢についてまとめています。

1 沼津市長選挙2018の立候補者全５名の主張
2 沼津市長選挙2018 当開票の結果一覧（立候補者一覧及び当選者・落選者名簿）
- 2.1 沼津市長選挙は2018年4月29日に投開票を実施
3 沼津市長選挙2018 投開票の結果（立候補者の一覧名簿）
- 3.1 沼津市長選挙2018 立候補者の投開票結果（立候補者一覧）
- 3.2 沼津市長選挙2016の投開票の結果一覧名簿
4 今回・沼津市長選挙2018の当開票の結果と開票数・投票率等について
5 沼津市長選挙の結果に関する資料

沼津市長選挙2018の立候補者全５名の主張

沼津市長選挙2018（投開票は4月29日）の立候補者は全部で５名の多きにのぼります。立候補者各陣営の最大の争点は、『JR沼津駅の鉄道高架化事業』の是非。

以下に、立候補者各５名の主張をまとめています。

山下富美子（やましたふみこ）氏・元市議（64歳）の主張

鉄道高架化事業の反対派。唯一の女性候補。「財政的に非常に厳しい。徹底した情報開示をすべきだ」と主張。駅を橋上化し、南北の自由通路をつくることを代替案として提示しています。

政策決定過程を市民に公開する市政の透明化と老朽化する市役所やごみ焼却施設の建て替えなどが公約の中心。子育て支援と福祉の充実を打ち出し、学校給食の無料化や子育て包括支援センターの設立などを重点政策として掲げています。

加藤元章（かとうもとあき）氏・元市議（54歳）の主張

鉄道高架化事業（鉄道高架化）の賛成派。「税収を稼いで良いサービスの提供を」との観点から、鉄道高架化、及び、駅の南口の再開発の推進。また、地場産業・中小企業の振興にも積極的なスタンスです。

また、沼津の地域資産である海・川・山の自然を活かし、多くの人が来るまちづくりをしたい、と主張しています。さらに、道の駅プロジェクトの推進等で、年間600万人の観光客誘致を目標に掲げています。

渡辺大輔（わたなべだいすけ）氏・人材派遣会社社長（36歳）の主張

渡辺氏は、５名の候補者の中で唯一、鉄道高架事業への賛否を明確にしない立場を貫いています。検証作業を進めた上での判断を主張。

氏は、生活困窮者の就労を手助けする企業への固定資産税免除、貧困世帯の子供への学習支援、企業主導型保育園の設置の推進を政策の中心に据えており、これは、生活困窮者への自立支援による人口と税収の増加策。「困っている人に『沼津に来れば助かる』とアピールして、20年後に人口が倍増する基礎をつくりたい」と主張しています。

頼重秀一（よりしげしゅういち）氏・元市議（49歳）の主張

鉄道高架化事業（鉄道高架化）の賛成派。「鉄道高架化は沼津駅周辺の総合整備事業の背骨のようなもの」と、高架化に全面的に賛成しています。

大学での専攻が『都市計画』であったことを背景に、「活力あるまちづくりに向けて一生懸命取り組みたい」と、中心市街地活性化に意欲。また、子育て世代を代表して、学校へのエアコンや洋式トイレの整備、鉄道の高架下への保育園の設置等を提案・主張しています。

土倉章晴（つちくらあきはる）氏・道路企画会社会長（73歳）の主張

鉄道高架化事業の反対派。

JR東海道線の「東田子の浦駅～函南駅」間の地下鉄化を主張。これにより、「鉄道の高架化に比べてコストが半分で済み、耐震性向上や交通事故防止につながる」としています。この実現で、沿線の全ての踏切を撤去でき、地下の駅や施設を災害時の避難場所として利用できる、というメリットを強調しています。

そして、こういった整備の上で、沼津駅に隣接する地下に１千台分の無料駐車場を設置して中心市街地の活性化を図り、駅周辺に定時制大学などを創設して教育の機会確保と人材育成につなげるなどの発展構想を披瀝しています。

沼津市長選挙2018 当開票の結果一覧（立候補者一覧及び当選者・落選者名簿）

2018年の沼津市長選挙の実施概要は以下のとおりです。

沼津市長選挙は2018年4月29日に投開票を実施

投票の際にはまず、郵送されて来る『投票所入場券』の内容を良く確認しましょう。

告示日
⇒ 平成30年4月22日
期日前投票期間
⇒ 平成30年4月23日から4月28日
投票日及び開票日
⇒ 平成30年4月29日
投票時間
⇒ 午前７時から午後８時まで。
投票場所
市内６４カ所。
開票場所・時間
即日開票（沼津市民体育館で21時15分から）。
有権者数（人）
⇒ 167152人（男：82148・女：85004）
（平成30年4月29日現在）
投票率（％）
⇒ 投票結果待機中。
執行理由
⇒ 任期満了.
定数／候補者数
⇒ １／５

詳細はこちら⇒ 4月29日（日）は、沼津市長選挙の投票日です／沼津市

沼津市長選挙2018 投開票の結果（立候補者の一覧名簿）

今般実施（2018年4月29日投票）の沼津市長選挙の「立候補者名簿一覧」は以下となります。

沼津市長選挙（2018年4月29日投票結果）
告示日：2018年4月22日
投票日：2018年4月29日
投票者数（人）：74,143
投票率（％）：45.13
執行理由：任期満了
定数／候補者数：１／５

沼津市長選挙2018 立候補者の投開票結果（立候補者一覧）

沼津市長選挙（2018年4月29日投票）
※告示後は届出順に、結果判明後は得票数順で表記※

no	当	得票数	氏名	年齢	性別	党派	新旧
1	当	33037	頼重秀一よりしげしゅういち	49	男	無所属	新
2		21811	加藤元章かとうもとあき	54	男	無所属	新
3		15410	山下富美子やましたふみこ	64	女	無所属	新
4		1960	渡辺大輔わたなべだいすけ	36	男	無所属	新
5		1236	土倉章晴つちくらあきはる	73	男	無所属	新