大分市で介護の技能実習生として働いていた30代のフィリピン人女性が、昇給や賞与の交渉をした後、退職を強いられ帰国を余儀なくされ、実習先を大分地裁に提訴しました。
実習先とは、高齢者施設を運営する社会福祉法人で、約320万円の損害賠償を求めていましたが、2月18日、法人側が相当額の解決金を支払い「和解」したとのことです。
契約内容に反して賞与も昇級もなかったそうで、提訴しなければ泣き寝入りだったわけで、とんでもない「社会福祉法人(監理団体)」ですね。
いったい、技能実習生に退職を強要した社会福祉法人はどこのなんという名前の法人で場所はどこにあるのか?「監理団体一覧」をもって調査してみました。
最後までご覧いただけると嬉しいです。
目次
【大分市】雇用契約どおり昇給交渉した実習生に退職強要?高齢者施設運営法人に迫る?
実習生の労働過酷だよ…前のパートでベトナムの子たくさんいたけど聞いてて引いたもん。
昇給交渉した介護実習生に退職強要か 高齢者施設運営法人と和解 https://t.co/JZ6wHTdiKB
— まっくろ🦀 (@ma_makkuro) February 18, 2023
介護実習生が雇用契約どおりに昇給交渉したら退職を強要され、提訴の結果和解したというニュースです。簡単にまとめてみます。
大分市で介護の技能実習生として働いていた30代のフィリピン人女性が、昇給や賞与の交渉をした後、退職を強いられ帰国を余儀なくされたとして、実習先の高齢者施設を運営する社会福祉法人に対して約320万円の損害賠償を求め、大分地裁に提訴した後、和解したことが18日、分かった。
引用先:共同通信
訴えを起こしたのは、30代のフィリピン人女性です。
2019年9月に来日し、高齢者施設で食事の提供、利用者の着替えや入浴の介助などを担っっていました。
ところが、雇用契約では昇給や賞与も「あり」とあるのに、2019年末と2020年の夏の賞与は支給されず、勤務1年後の20年9月の昇給もなかったとのこと。
そこで、施設に対して昇給や賞与の交渉をしたところ、拒絶されるばかりか「監理団体からも実習中止の意思確認書への署名を迫られる」など退職強要の圧力を受けたんだそうです。
提訴の結果、結局、和解に至ったそうですが、提訴しなければ泣き寝入りっだったかと。
ただ、和解後のコメントが不誠実な感じです。
- 法人の代理人弁護士:「話せない」
- 監理団体:「コメントできない」
記事へのコメントでは。
受け入れ機関にもよるが、良質な研修生によって救われた企業も多いはず。今の日本人がやりたがらない「4K高齢者介護」の要件にもめげず、夜に昼につけ献身的に仕事としてこなしてもらったのだから、感謝はあっても「派遣さん」のような軽い扱いはあってはならない。
氷山の一角なんでしょうね。介護の仕事は簡単では無く、体力もいり常に人材不足で外国から来て働いて下さる方には感謝の気持ちしかありません。
技能実習生の受け入れ機関や監理団体には、もちろん立派な所もありますが、時に奴隷のように扱うところもあって、その実態については、これまで何度も取り沙汰されていますね。
和解に至ったとは言え、今回提訴された監理団体は、技能実習生から「搾取」していた団体かと。
いったいどこの何という監理団体(社会福祉法人)なんでしょうか?
【大分市】技能実習生に退職強要の社会福祉法人はどこ?名前と場所を監理団体一覧で調査!
実習生と言いながら奴隷化する制度をまずどうにかしろよな。うちの近所にも東南アジア系の人がけっこういるけどどうなんやろ??
昇給交渉した実習生に退職強要 高齢者施設運営法人と和解、大分(共同通信)#Yahooニュースhttps://t.co/7RgEvWBa5P
— りゅうたん@ごちうさ愚連隊 (@pudding_lily) February 18, 2023
雇用契約では昇給や賞与も「あり」。ところがそれはウソで、介護実習生のフィリピン女性から搾取していた監理団体(社会福祉法人)がニュースでクローズアップされました。
女性の提訴に対して「和解」となっていますが、女性は「早期解決を目指していたため、被告とはしなかった」そうで、「内容は不明だが、法人側が相当額の解決金を支払うことで合意したとみられる」と記事にはありました。
結局、監理団体は実質的に罪を認めた形、ということではないでしょうか?
この女性は提訴しましたが、泣き寝入りして「不当な条件」で労働に従事していた技能実習生が他にもいるのでは?
はっきり言ってとんでもない「管監理団体」です。いったいどこのなんという管理団体なんでしょう?
ニュース記事から判明している「監理団体(社会福祉法人)」の情報はーー
- 所在地:大分市
- 運営内容:高齢者施設を運営
具体的にどこのなんという名前の「監理団体(社会福祉法人)」かについての掲載はありませんが、ここで、技能実習生として働いていた女性が「介護職」で「フィリピン人」であることから、調査は可能です。
「①大分県技能実習生受入監理団体協議会」が、「②監理団体検索」というページを持っています。
① 大分県技能実習生受入監理団体協議会 – 外国人技能実習生の受入れをサポート
②で、送出し国に「フィリピン」、取扱職種に「介護」を入れて検索するとーー
「7」つの管理団体がヒットしましたが、この中で、「大分市」に該当する管理団体は「4」つに絞られました。
それぞれ、送出し国が複数ある中、1件、送出し国が「フィリピンのみ」という管理団体がありましたが・・・
絞れられた4つの管理団体の内の一つが、とんでもない「管監理団体」である可能性があるかと・・。
介護職の技能実習生の現状は?在留資格に4つある!
事業主の皆さんは技能実習生などの外国人労働者を軽視しないでください。労働組合、技能実習機構など技能実習生保護の機関は充実しています。
昇給交渉した実習生に退職強要 高齢者施設運営法人と和解、大分(共同通信) https://t.co/aGsVokRvm1— JIBAI行政書士事務所 行政書士三品光弘 (@JIBAI_GYOSEI) February 18, 2023
そもそも、海外からの技能実習生の立ち位置とは、日本で得た技術を母国に持ち帰り、自国の経済発展に貢献することが目的なんだそうで、技能実習生が「対象となる業務以外の職務に従事することはできない」とされています。
ところが、「特定技能」については、身に付けて資格を取得することで、「在留資格」が与えられ、日本の人手不足を補うことを目的としているそうです。
で、特定技能の在留資格については、日本国の企業が助かるばかりか、これを取得しようとする技能実習生が急増しているそうです。
ちなみにその在留資格には以下の4つがあるとのこと。
- 「EPA」
- 在留資格「介護」
- 「技能実習」
- 特定技能1号「介護」
ともあれ、今回、不当雇用を提訴したフィリピン女性の場合は、どうだったんでしょう?
在留資格を目指していたとすると残念だったかと・・。
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