利他の実践こそ肝心 新・人間革命 大道の章から

池田先生の著作、『新・人間革命』の大道13から15にかけて、題目の功徳の偉大さと、信心の基本である「信・行・学」の真の実践について述べられています。

ここでは、利他の実践があってこそ、真の仏法であり、競い起こる難の数々は、題目によって必ず乗り越えることができる。そのための題目(唱題)であることを強調されています。

「広宣流布のためにこの病を治して下さい」等の祈りが肝心であることを多々耳にしますが、「広宣流布のため」とは、所詮、【利他の実践】ということなのではないか。このように思いついた時、現状の自身の境涯に、大きな光が差した思いが致しました。

以下に、新・人間革命 大道の章 13・14・15の注目すべき要旨をまとめています。

大道13(釈尊の因行果徳の功徳)

題目を受持するならば、釈尊の因行果徳の功徳を自然に譲り受けることができる。御本尊への題目の功徳はそれほどに偉大であり、人知では測り得ない力がある。そして、お題目の功徳は誰人であろうとも全て平等である。

大道14(利他の実践は唱題と共に)

仏法で説く因果の理法は誰人も逃れることはできない。しかし、ともすれば目先の現象に心を奪われ、それに気づかないところに、人間の不幸の要因がある。ゆえに、信心の世界では要領主義に走ることなく、仏法の因果の理法を確信して、どこまでも一途に、誠実に、生き抜くことが肝心。

信心の基本は『信行学』であるが、御本尊を信じ、題目を唱え、教学を勉強しているだけでは本当の信心ではない。【広宣流布のための活動】があってこそ、真の信心が完結する。

「この人に立ち上がってもらいたい」と指導に足を運ぶ。知人友人の幸福を願いと弘教に歩く。地域の広宣流布のために対話を重ねる。等々、【利他の実践】に至ってこそ、真実の仏法であり、信心の基本である『信行学』のまことの実践となる。

私生活の苦悩に加え、広布の行動によってさらなる辛苦を重ねることになるが、仏法で説く娑婆世界は堪忍の世界であり、耐え忍んで、強く生き抜かねばならない。そしてその生命力の源泉が唱題。悲しい時も、苦しい時も、嬉しい時も、楽しい時も題目。題目こそが、煩悩を菩提へ、苦を楽へと、生命を回転させる力である。

大道15(信心とは難との戦い)

信心は、難との戦いである。日蓮大聖人曰く、「弥菩提心強盛にして申せば・いよいよ大難かさなる事・大風に大波の起るがごとし(御書322ページ)」

山本伸一の激励は以下のとおり。

「広宣流布をしようと思えば、反対され、何かと苦労も多いことでしょう。しかし、その行動は、仏の使いの、地涌の菩薩の行なんです。ゆえに、勇んで信心の行動を起こす時、わが生命は歓喜に変わっていきます。それが煩悩即菩提に通じていきます。そこに、崩れざる幸福境涯を築く大道があるんです。」

「広布に生き抜いた福運は、現実に自分の人生のうえに現れ、また、子孫をも遍く潤していくことを強く確信してください。~」

大道13~15の引用御書と教学用語

「釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す我等此の五字を受持すれば自然に彼の因果の功徳を譲り与え給う(御書246ページ・観心本尊抄)」
⇒日蓮大聖人御書全集から

信心の基本は『信行学』
⇒教学入門

「弥菩提心強盛にして申せば・いよいよ大難かさなる事・大風に大波の起るがごとし(御書322ページ)」
⇒日蓮大聖人御書全集から

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